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【仕事の魅力を多彩な角度からインタビュー】
開発部 開発グループ 主任/旭 和也さん
2012年入社。 神戸大学大学院 農学研究科 生命機能科学専攻修了
1年目で新製品の開発に挑戦。 この10年で一番の大ヒット商品!
入社1年目で新商品の開発を任された旭さん。 まさかそれが、工場長を戸惑わせるほどの爆発ヒットになるとは全く予想外でした。 人気商品が生まれるまでに、どんな苦労と喜びがあったのでしょうか。 「学生時代はお金を借りてでも遊んでおくこと」という、皆さんへの熱いメッセージもいただきました。
■これがライオンケミカルの社風
会社初の入れ歯洗浄剤、「私がやります!」
入社後、新商品として入れ歯洗浄剤を作るプロジェクトが持ち上がり、「私がやります!」と申し出ました。 手を挙げた私も私ですが、新入社員に新商品をやらせようという会社もなかなか大胆ですよね(笑)。 皆が嫌う虫に興味が湧き、大学時代はゴキブリやコオロギを研究。 社長面接の日は虫採りをしながら徒歩で会社に来ました。 そんな私は「面白いやつ」と思われていたのかも(笑)
「祖父が入れ歯だし、やってみようかな」くらいの気持ちだったのですが、開発を始めてみると、スーパーやドラッグストアが入れ歯洗浄剤にかなりのニーズを持っていることを知り、驚きました。
■いざ、チャレンジ!
しっかり固まり、すぐに溶ける錠剤とは?
やると言ったものの、入れ歯洗浄剤についての知識は全くなし。そこでまずは、他社製品をズラリと並べて特徴を調べてみました。手法は大学時代の研究と同じ。成分や性能など、各製品の特徴がつかめてきて自分のやりたいことも明確になってきます。
ただ、試作を始めてからは試行錯誤の連続。いちばん難しかったのは、洗浄能力以前に錠剤に仕上げることです。サンプルを作っては水に溶かす、ということを繰り返しますが、溶けるのが遅かったりしっかり形にならなかったり。細かく覚えていませんが、200くらいは処方を試したでしょうか。半年以上を錠剤作りに費やしました。
■無事完成!そして…
工場は創業以来のてんてこ舞い!?
錠剤を固めることに成功しても、まだ終わりではありません。手で作ったものが製造ラインに乗らないと意味がない。サンプル完成後は、量産に向けて再び試行錯誤が始まりました。製品が箱に入った日の喜びは、今でもよく覚えています。
これでめでたしめでたし…でもありません。当社初の入れ歯洗浄剤『スッキリデント』は発売後すぐ爆発ヒットとなりました。自社ブランド以外に、小売店のPB(プライベートブランド)などで需要が広がり、現在40種類もの商品名で販売されています。あまりにも急な増産に工場はてんてこ舞い。営業担当は「すごい反響!」と大喜びでしたけどね(笑)
■一番嬉しいこと
売れ行きより、お客様の喜びの声に感動
現状では到底製造が追いつかないので、シートパック機を追加し、現在もすべてのラインがフル稼働しています。人気は衰えるどころか高まる一方。1品目で、会社の年間売上高アップに大きく貢献しています。 製品の売れ行き以上に嬉しいのが、「入れ歯がすごくきれいになった」というお客様の反応です。粉まみれになって作り上げた甲斐がありました。
『スッキリデント』のことを知ったお客様から「マウスピースは洗えますか?」との問い合わせも。そこでマウスピース用洗浄剤を開発、さらに水筒洗浄剤へと広がっていきました。
■未来展望
責任者兼開発者として現場に関わり続ける
入社6年目で開発チームの責任者になりました。基本的には指示を出す立場ですが、一開発者としての活動は続けようと思っています。 入れ歯洗浄剤の後は「ゴキブリといえば旭さん」ということで「ホウ酸ダンゴ」も開発。6年間で当社のほぼすべての商品に関わってきました。同年代で、日本一たくさんの商品を作っているのは私と自信を持っています(笑)
ただ、私が研究していたのはゴキブリの生態であり、殺す研究をしていたわけではないのでちょっと複雑な心境なんですよ。実験が成功してゴキブリが死んでいくのをみると悲しい。人間の役に立ってくれている彼らに感謝し、決して雑に扱うことはせず、いい商品を作ることで報いていきたいです。