見た目も動きも恐怖を感じるゴキブリですが、「1頭いたらその周辺に100頭いる」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
ゴキブリは生命力が強くさまざまな環境に適応できるうえに、繁殖力も強い昆虫です。
そのため、ゴキブリを見つけた場合は、その周辺にも他のゴキブリが潜んでいる可能性が高いと考えて対処しましょう。
この記事では、ゴキブリが1頭いたら周辺に100頭いるといわれる理由や対策方法を紹介します。
科学的なデータはありません。ですが、ゴキブリは1頭いたらその近くにたくさんいる可能性があると考えられています。
ゴキブリは特定の場所に集まりやすい性質があるため、1頭いたら他にもゴキブリがいると考えた方がよいでしょう。
種類にもよりますがゴキブリは幼虫から成虫までが同じ場所に集まって生活していることが多いです。
集まってくるのは、糞などに含まれる集合フェロモンというニオイにつられて他のゴキブリが集まるためです。ゴキブリには「多湿」「暗所」「暖かい」「狭い」場所を好む性質があり、このような場所で糞をすると他のゴキブリが集まってきます。
ゴキブリを見かけた場合に1頭だけたまたまそこにいることもありますが、周辺に他のゴキブリが潜んでいる可能性も捨てきれません。
ゴキブリが1頭いたら近くに他にもいるといわれる理由として、繁殖力の高さも挙げられます。
ゴキブリは鞘のような殻に入った卵鞘の中に約25個ほどの卵を産む(1回につき)とされており、さらに1年半ほどの寿命の中で約15〜20回も産卵します。メス1匹が生涯に産む卵の数は約330個〜560個程度で、卵が殻の中にあることから外的刺激からも守られます。
このようにゴキブリは、1か所に集まるうえに卵も多く産むため、1頭いたら他にも多くのゴキブリがいるかもしれません。
最初に家に侵入してきたゴキブリがオスとメス1頭ずつだったとしても、気が付いたらたくさん増えている可能性があります。
ゴキブリは見た目の気持ち悪さ(人にもよります)だけでなく、衛生面や健康面、経済面でさまざまなリスクが考えられます。
ゴキブリがたくさんいることによるリスクについて詳しく解説します。
ゴキブリ対策をしないと、感染症を媒介するリスクがあります。
ゴキブリは、下水や排水口などの不衛生な場所を通って家の中に侵入し、餌場となるのも雑菌が繁殖しやすい生ごみなどです。そのため、ゴキブリにはさまざまな雑菌付着しており、その状態で家のあらゆる場所を動き回ることで雑菌をばらまいています。
サルモネラ菌や赤痢菌、ピロリ菌などの病原菌を媒介する可能性もあるため、健康のためにもゴキブリ対策が必要です。
家の中でゴキブリが大量に増えると、家電製品の故障やショートのリスクがあります。
ゴキブリは暖かい場所を好む性質があり、電子レンジやパソコン、テレビなどの家電製品の近くに潜んでいることも少なくありません。
これらの家電製品の中には配線が通っており、中に侵入したゴキブリが糞をすることで配線が接続不良を起こす場合があります。場合によってはショートし、火災を引き起こすリスクもあるため早めの対策が必要です。
ゴキブリの糞や死骸などは、アレルギー疾患の原因となる場合があります。
直接触れることがなくても、空気中に浮遊する微粒子を吸入するだけでアレルギー症状が発生することもあるため注意が必要です。さらにゴキブリは移動の過程で身体中にカビやハウスダストなどの微粒子も身にまとい、これらもアレルギーの原因になります。
また、ゴキブリを駆除するために叩いてつぶす場合もありますが、体液や卵、雑菌などが飛び散ることもあります。叩いてつぶす駆除はアレルギーのリスクだけでなく、さまざまな病原菌を拡散する可能性もあるため、つぶさずに駆除することが重要です。
ゴキブリが1頭いたら、近くにもっと多くいると想定して対策を行うことが大切です。
具体的な対策方法を解説します。
ゴキブリが1頭いた場合、屋外から侵入している可能性があるため、まずは新たな侵入を防ぐための対策を行いましょう。
ゴキブリにはさまざまな種類がいますが、家でよく見かけるクロゴキブリは屋外にも生息しています。屋外にいるゴキブリが家の中に侵入してくる場合、玄関や窓、換気口などを通ってきます。
わずかな隙間でも侵入してくるため、経路となる場所を塞いだり、薬剤を置いたりするなどの対策が効果的です。たとえば、「網戸やドアの隙間にテープを貼る」「換気扇や通気口にはフィルターを貼る」「配管の隙間を穴埋めパテで埋める」なども効果があります。
家の中でゴキブリが繁殖することを防ぐためにも、ゴキブリが好む場所を掃除しましょう。
ゴキブリは少しの水滴があれば生きられるため、水回り付近はこまめに掃除や換気をすることが大切です。ゴキブリのエサとなる食べ残しや生ごみも、放置したままにするのではなく、きちんと処理しましょう。
また、ゴキブリは人の髪の毛やフケなども食べるため、お風呂場や洗面所なども注意する必要があります。排水口にたまりやすい髪の毛もゴキブリのエサとなるため、こまめに取りのぞきましょう。
くん煙剤は殺虫成分を含む煙や霧を部屋に拡散させて、ゴキブリを駆除する薬剤です。
家具や家電、大型家具の隙間などの手の届かない場所や、壁や天井の裏などにも駆除効果を広げることができます。
一方、電化製品に影響を与えてしまう可能性があるため、使用する前には電化製品にビニールシートをかけるなどの対策が必要です。
侵入経路を塞いでも、掃除をしてもゴキブリが出てくる場合は、誘引殺虫剤(毒エサ)を使用すると効果的です。
誘引殺虫剤は遅効性であるため、食べた直後にすぐ効果が出ず、しばらく時間が経ってから効果が生じます。仲間がいる場所に戻ってから毒が効果を発揮して死に絶え、その死骸や糞を他のゴキブリが捕食することで仲間ごと一気に駆除できます。
誘引殺虫剤はゴキブリの姿を見ることなく駆除できる場合が多く、精神的な負担が少ないこともメリットです。
また、ゴキブリは5月頃から活動が活発化してくるため、ゴキブリの姿を見ていなくても、予防のために誘引殺虫剤を設置しておくのもよいでしょう。
⇒5月はゴキブリの活動が活性化し始める時期! 増える前に退治する最適な方法とは?
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有効成分としてフィプロニルを配合しており、小型から大型までさまざまなゴキブリを駆除します。
エサを食べたゴキブリだけでなく、その糞や死骸を食べた他のゴキブリも駆除します。
ゴキブリの中には特定の薬剤が効きにくい『耐性ゴキブリ』が存在しますが、このような耐性を持つゴキブリの駆除にも効果的です。
また、薬剤に直接触れる心配のない設計となっているため、安心して使用できます。
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コンパクトなデザインながらしっかりと効果を発揮し、家に侵入するゴキブリや住みついているゴキブリはもちろん、卵を持っているゴキブリの卵も退治します。
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狭いところにも置ける薄型設計であるため、ゴキブリが好む狭い場所に設置することも可能です。
小型のゴキブリはもちろん、大型のゴキブリにも効果を発揮し、ゴキブリの侵入を防げます。
ゴキブリが1頭いたらその周辺にたくさんいると思って対策するのが望ましいです。
ゴキブリは狭いすきまを通って屋外から屋内に侵入し、さらに生命力と繁殖力の強さから気が付いたら家の中に増えています。ゴキブリは不快さを与えるだけでなく、健康面や衛生面、経済面でのリスクもあるため早めの対策が大切です。
ゴキブリ対策として、すきまを塞ぐことや、家の中を清潔に保ってゴキブリが住みにくい環境にするなどの方法があります。ただし、これだけではすべてのゴキブリを駆除することは難しいため、ゴキブリ用誘引殺虫剤も合わせて使って効果的に駆除するのがおすすめです。
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ゴキブリがいる場合の対策やゴキブリが増える前の予防として、ぜひ検討してみてください。
※各画像はイメージです。