乾燥肌の悩みを抱える方にとって、効果的な保湿ケアは欠かせません。
入浴は肌のうるおいを逃しやすい反面、入浴剤を使うことで乾燥を防ぎ、しっとりうるおいのある肌へと導くこともできます。
近年は、保湿成分を配合した乾燥肌や敏感肌にも優しい入浴剤が充実しており、肌に合った入浴剤を選ぶことも可能です。
この記事では、乾燥肌の基礎知識や入浴と乾燥肌の関係を解説し、入浴剤の選び方やおすすめの商品を紹介します。

入浴は疲れを癒しリラックス効果をもたらす一方で、乾燥肌の方にとっては注意が必要な点もあります。
ここでは、入浴と乾燥肌の関係について解説します。
乾燥肌は、肌の水分と皮脂が不足し、角質層のバリア機能が低下した状態の肌です。
この状態になると肌はかさつきやごわつき、つっぱり感が生じ、白い粉をふいたように見えることもあります。
乾燥肌は、以下のような原因で引き起こされます。
放置するとかゆみや湿疹など皮膚トラブルを起こしやすく、刺激にも敏感になるため、適切に保湿を行わなければなりません。
また、季節に関係なく起こりうるため、日々のスキンケアや生活習慣にも注意する必要があります。
入浴中はお湯の刺激で肌の角質層がやわらかくなり、水分や皮脂とともに、必要なうるおい成分が流れ出しやすくなります。
特に高温のお湯につかることで、皮膚のバリア機能を担う皮脂膜が破壊され、乾燥を促進するリスクが高まります。また、ボディソープやゴシゴシする行為も肌表面の保湿成分を奪うため、乾燥肌の悪化を招きやすいです。
入浴後は肌の角質層が水分を含んで一時的にやわらかくなりますが、そのまま放置すると水分が蒸発し、過乾燥状態になることがあります。
特に身体を洗うときにタオルやボディブラシで強くこすると、角質層が傷つき、肌のバリア機能が低下して水分が蒸発しやすい状態になります。
これにより肌のバリア機能がさらに弱まり、乾燥やかゆみの原因となるわけです。

入浴中の乾燥肌対策には、保湿成分が含まれている入浴剤がおすすめです。ここでは、その理由や入浴剤について解説します。
入浴剤は、おふろに入れることでお湯の性質を変え、入浴を快適にするためのアイテムです。
肩こり、冷え症対策として使われることが多く、入浴剤によっては含まれている成分によっては保湿成分を配合しているものもあります。
入浴剤には粉タイプや錠剤タイプなどがあり、いずれも保湿成分を含むものは乾燥肌のケアにも適しています。
入浴剤の種類や特長については、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
⇒入浴剤の種類とは?それぞれの特長・選び方・おすすめ商品を紹介
入浴剤は、入浴時の乾燥肌対策としておすすめです。
これは入浴剤に含まれている保湿成分が角質層のバリア機能を助け、これにより肌のうるおいを長時間キープしやすくなるためです。
また、入浴時に肌がやわらかくなった状態で保湿成分が浸透しやすくなるため、全身の乾燥対策として効率よくケアできるメリットもあります。
毎日の入浴習慣に適切な入浴剤を取り入れることで、忙しい日常でも無理なくしっとり肌を維持できるため、乾燥肌対策に向いています。

乾燥肌の方が入浴剤を選ぶ際には、保湿成分が豊富に含まれていて、肌への刺激が少ないものを選ぶことが大切です。
ここでは、入浴剤の選び方について詳しく解説します。
乾燥肌対策として入浴剤を選ぶ際には、保湿効果が高い成分を含んでいるものを選びましょう。
保湿効果が期待できる入浴剤の主な成分は、セラミド、ヒアルロン酸、グリセリン、スクワラン、ホホバ油、アミノ酸などです。
これらの成分が角質層のうるおいを保ち、乾燥肌対策に期待できます。
乾燥肌の方には、肌への刺激が少ない入浴剤の使用がおすすめです。
乾燥によって肌が敏感になっている場合が多く、入浴剤に含まれる成分の刺激によってかゆみが出る場合もあります。
自分の肌状態に合わせて、低刺激でやさしい成分の入浴剤が望ましいでしょう。
乾燥肌の方が入浴剤を選ぶ際には、医薬部外品に分類されている製品を選ぶことをおすすめします。
医薬部外品は、温浴効果を高める有効成分や保湿成分が配合されていることが多く、肌トラブルの予防に役立ちます。
製品のパッケージには「薬用」や「医薬部外品」と表示されており、選ぶ際の目安になります。

乾燥肌の方が入浴する際には、入浴剤の使用に加えて、いくつか注意したいポイントがあります。
ここでは、特に注意したいポイントとして「お湯の温度」「入浴時間」「入浴後のケア」に分けて解説します。
乾燥肌の方は、お湯の温度を40℃以下に設定することをおすすめします。
熱すぎるお湯は、肌のバリア機能を低下させてしまい、乾燥やかゆみの原因となるおそれがあります。
寒い季節でもぬるめのお湯にゆっくりつかって肌への負担を減らし、身体を芯から温めるのがよいでしょう。
また、身体を洗う際は刺激の少ない石けんを使い、こすらずやさしく洗うことを心がけることが大切です。
入浴中のこれらの工夫で、肌のうるおいを保ちつつ快適な入浴が可能となります。
乾燥肌の方の入浴時間は15分以内を目安にすることが大切です。
入浴が長時間に及ぶと肌の保湿成分である皮脂や角質の水分を奪い、肌のバリア機能が低下します。そのため、乾燥やかゆみを悪化させる原因となるかもしれません。
ぬるめのお湯でも長時間の入浴は乾燥を悪化させてしまう可能性があるため、短時間の入浴を心がけましょう。
乾燥肌の方は、入浴後できるだけ早く保湿ケアを行うことが重要です。
入浴中に肌の角質は水分を含んで柔らかくなるものの、その状態を放置すると水分が急速に蒸発して乾燥が進みます。
理想的には、入浴後10分以内に化粧水や乳液、クリームなどの保湿剤を塗り、水分の蒸発を防いでバリア機能の回復を助けます。
また、タオルで水分をふく際には、こすらず押さえるようにやさしく行い、肌への摩擦を避けましょう。
乾燥肌が気になる方は、『ライオンケミカル』が提供する入浴剤をご検討ください。
入浴中だけでなく湯上がりもうるおいをキープし、さらにお肌にもやさしい入浴剤を取り揃えています。

『バスリフレ ミルキーホワイトの湯 フローラルの香り 薬用入浴剤 680g』は、しっとりとした肌に仕上げることを目指した薬用入浴剤です。
ミルキーホワイト色のにごり湯と心地よいフローラルの香りが特長で、ローヤルゼリーエキスが配合されており、保湿力を発揮し、肌をしっとりと包み込みます。
また、お湯の中のミネラル成分が肌表面にやさしいベールを形成し、温浴効果により血行を促進し、肩のこりや冷え症などにも効果が期待できます。
入浴後も続くあたたかさが快適なバスタイムを演出し、乾燥肌の方も安心してお使いいただける商品です。

『湯宿めぐり 薬用入浴剤 10包入 』は、温泉気分が味わえる無機塩類系の入浴剤です。
有馬、湯布院、別府、草津、登別の5つの香りが楽しめ、お湯の中のミネラル成分が全身を包むように覆い、温浴効果を高めて血行促進を促します。
肩や腰のこわばりや、疲労感の緩和にも期待でき、冷え症の方には特におすすめです。
さらに保湿成分のローヤルゼリーエキスを配合しているため、湯上がりの肌もうるおいが持続します。
自宅で手軽に温泉気分を味わいながら、身体を温めて冷え症対策ができます。

『バスリフレ プレミアム オリエンタルシトラスの香り 薬用入浴剤 680g』は、10種類の植物エキスをブレンドし、肌にうるおいを与えながら温浴効果で血行を促進し、身体を温める入浴剤です。
ミネラル成分が肌表面にやさしいベールを形成し、湯冷めしにくく、ポカポカ感が持続します。
ハーバルイエローの透き通ったお湯とオリエンタルシトラスの爽やかな香りがバスタイムをよりリラックスできる時間に変えます。
肌の保湿に加え、疲労回復や肩のこり、冷え症にも効果的で、敏感肌の方にも適した医薬部外品の入浴剤です。
乾燥肌の方にとって、適切な入浴剤を選ぶことは肌の保湿と健康を守るうえで重要です。
入浴中は角質層の水分や皮脂が流れ出しやすく、乾燥を招く可能性がありますが、保湿成分を配合した入浴剤を使うことでうるおいをキープできます。
また、肌への刺激が少ない低刺激タイプや医薬部外品の入浴剤を選ぶことで、安心して使え、乾燥やかゆみの軽減にも役立ちます。
『ライオンケミカル』では、乾燥肌にやさしい保湿成分を配合した入浴剤を多数取り揃えています。
天然ミネラル成分が肌表面にベールをつくり、温浴効果を高めることで血行を促進し、身体をしっかり温めつつ、うるおいを守ることが可能です。
肌にうるおいを与えつつ日々のバスタイムを楽しむためにも、ぜひ取り入れてみてください。
※各画像はイメージです。