暖かい季節になると、ベランダやバルコニーで洗濯物を干したりくつろいだりしたいと考える方は多いです。
しかし、暖かい季節は虫が活発になる時期でもあり、虫が寄ってきたり家の中に侵入したりするのが気になって、思うようにベランダやバルコニーが使えないという方も多いのではないでしょうか。
虫はあらゆる隙間から家の中に侵入できますが、扉が大きく開くベランダなどは虫にとって恰好の侵入経路になります。
ベランダなどに虫を寄せ付けないようにするためには、虫が寄ってくる原因と対策を知っておくことが大切です。
この記事では、ベランダやバルコニーに寄ってくる虫の種類や寄ってくる原因、有効な虫よけ対策やおすすめ商品などについて詳しく解説します。
ベランダやバルコニーには小さい虫から大きい虫まで、多種多様な虫が寄ってきます。
ここでは、その中でも見かける機会が多い虫の種類を紹介します。
蚊類は家の中に侵入する虫の代表格であり、暑い季節=蚊とイメージする人も多いです。
蚊類は身体が小さいため、窓や網戸のちょっとした隙間はもちろん、ベランダから侵入することも可能です。
人が出入りするタイミングに合わせて侵入することもあり、一度侵入を許してしまうと、寝ている間に刺される可能性があります。
蚊類は基本的に花の蜜などに含まれる糖分を栄養源としていますが、産卵時期になると人や動物の血を吸うようになります。
水たまりがある場所に寄ってきやすいといわれているため、ベランダやバルコニーに鉢植えを置いている場合は注意が必要です。
ゴキブリ類は家の中に侵入する害虫の代表的な存在であり、見た目が苦手という方も多いです。
ゴキブリ類は高温多湿な場所を好み、ホコリから糞までなんでも食べることが特徴です。
適度な暖かさとゴミが溜まりやすいエアコンの室外機の下や内部にも生息していますし、薄っぺらいので、色々な隙間から侵入することがあります。
室内の目立たない場所に潜み、密かに繁殖をするため、気付かぬうちに大量発生したというケースも少なくありません。
ゴキブリ類はあらゆる場所から侵入する可能性があるため、近寄ってこないようにする工夫が必要です。
チョウバエ類は体長が数ミリ程度の小さなハエであり、ハートを逆さまにしたような形をしているのが特徴です。
主に汚れた水分がある場所を生息地としており、成虫がベランダやバルコニーから侵入した後にトイレやお風呂場、キッチンなどに住みついて繁殖するケースが多いです。
チョウバエ類は環境適応能力が高く、侵入されるとなかなかいなくなりません。
そのため、家に侵入させないための工夫、見つけたらすぐに退治するなどの取り組みが必要です。
ユスリカ類は蚊によく似た外見をしているハエの仲間ですが、蚊のように人の血を吸うことはありません。人の頭の上を飛んでいることが多いことから、「頭虫」と呼称されることもあります。
主に川や用水路、側溝などの水が流れるエリアに生息しており、初夏から秋にかけて繁殖のピークを迎えます。
口や消化器が退化しているため、その多くは何かを食べたり刺したりすることはなく、長くても5日程度しか生きられないものがほとんどです。
しかし、ユスリカ類はこの短い期間で大量の卵を産むため、時期がくると大量発生し、家に飛んできます。
クロバネキノコバエ類は体長数ミリ程度の小さなハエであり、雨が降った翌日によく見かけます。
その多くは、主に水分を適度に含んだ腐葉土などの場所に生息しますが、発生場所にはまだ不明な点も多く、駆除することが難しい虫といわれています。
家の中にはベランダやバルコニー、網戸の隙間などから侵入することが多く、知らぬ間に室内で大量発生したというケースも少なくありません。
タカラダニ類は大きくても1ミリ程度の小さいダニであり、朱赤色をしているのが特長です。
5月〜7月頃の暖かい日に多く見られ、他の虫や動物の体液や花粉などを栄養分として成長します。人にも危害を加えるのではないかと心配になる人もいるかもしれませんが、現状日本でタカラダニ類による健康被害が発生したという情報はありません。
タカラダニ類は行動が活発であり、壁をよじ登って家の中に侵入するケースが多く見受けられます。
しかし、タカラダニの生態は不明な点が多く、日々、研究が続けられています。
ハチ類は、雨風をしのぐために屋根がある場所に巣を作りたがるため、適切に対処できなければ刺される恐れがあります。
ハチ類は毒がある針で刺すイメージが一般的に浸透していますが、刺されて害がある毒を持っているのは一部の種類に限定されます。
多くに害はありませんが、はじめから近づかないように工夫することが大切です。
何もないベランダやバルコニーに虫が寄ってくることは、基本的にありません。虫が寄ってくるということは、何らかの原因があるはずです。
ここでは、ベランダやバルコニーに虫が寄ってくる原因を紹介します。
ベランダやバルコニーで植物を育てていると、虫が寄ってくる場合があります。
虫は、植物はもちろん鉢植えに入っている腐葉土や有機培養土などの湿った土を好む習性があり、そこに卵を産みつける可能性があります。
場合によっては、はじめから購入した土に虫の卵が入っていることもあり、時間が経過してから出てくるケースも少なくありません。
また、虫は植物の花粉や蜜、葉っぱなどを求めて寄ってくることもあるため、植物を育てる場所や鉢植えを置く場所には注意が必要です。
湿気が溜まりやすいベランダやバルコニーには、カビやコケが生えることがあります。
築年数が古い物件で発生していることが多いですが、これは一部の虫にとって餌となるため、注意が必要です。
また、カビやコケがある場所は高温多湿な環境を好む虫にとっても繁殖しやすい場所となるため、家の中に侵入されるリスクが高まります。
カビやコケを放置しても良いことはないため、発見したらすぐに対処するようにしましょう。
排水溝は雨水が流れると同時にゴミやホコリ、泥などが内部に溜まります。
排水溝の中は適度な湿気と汚れがあることから、虫にとっての栄養源になるだけではなく、恰好の住処になり得ます。
内部は暗く外からも見えないため、気付かぬうちに排水溝の中で虫が大量発生していたというケースも少なくありません。
中が見えない分リスクが高いため、排水溝の汚れ具合は定期的に確認するようにしましょう。
ベランダにゴミ箱を置いている家庭も少なくありませんが、これは虫を惹きつける要因となるため、注意が必要です。
ゴミの臭いはコバエやゴキブリなどが寄ってくる原因の一つであり、中に入っている食べ残しや飲み残しなどは虫の餌にもなります。
また、ゴミ箱が虫の住処となり、繁殖の場として使われる恐れがあるため、非常に危険です。
たとえ虫が好むものはなくても、ゴミ箱は置かないことをおすすめします。
ベランダやバルコニーの虫で悩んでいる場合は、有効な対策を講じることで虫の発生と侵入を防止できます。
ここでは、ベランダやバルコニーに有効な虫よけ対策を紹介します。
虫はちょっとした汚れや湿気があるだけで寄ってくるため、日頃からベランダやバルコニーは清潔に保つことが重要です。
特に排水溝周りにはゴミやホコリ、泥や髪の毛など、さまざまな汚れが溜まるため、定期的にブラシでこすって水で流すようにしましょう。
また、ベランダやバルコニーの床には目視しづらいホコリや花粉が蓄積されていくため、定期的にデッキブラシを使って丁寧に掃除することで、虫が発生しにくくなります。
虫は空気がこもっている場所や湿っている場所を好みます。
特にベランダやバルコニーに物がたくさんあると、空気の流れが悪くなるため、高温多湿になりやすくなります。
高温多湿を好む虫は多くいるため、ベランダやバルコニーにはなるべく物を置かずに風通しが良い状態にしておくことが大切です。
物を置いている場合は、定期的に動かして掃除をしておくことで虫の発生を予防できます。
ここでは、『ライオンケミカル』の害虫対策に最適な商品を紹介します。
『ライオンケミカル』では、ベランダやバルコニーの虫よけに最適な『Wトラップ 虫よけプレート』を販売しています。
Wトラップ 虫よけプレートは、薬剤の飛散面積が大きいワイドタイプの虫除けであり、吊るすだけで虫よけができます。
ベランダやバルコニーはもちろん、玄関先や軒下など、気になる場所に吊るす、置くだけで使用できるため、ピンポイントで虫よけが可能です。
『Wトラップ カメムシにも!イヤな虫よけ あみ戸・ガラス用』は、ベランダで発生しやすい害虫の虫よけと駆除に活用できるアイテムです。
ベランダの周辺にスプレーするだけで約2.5ヶ月虫よけ効果が持続し、薬剤処理面に触れた虫の駆除および忌避ができます。
あみ戸や窓ガラスはもちろん、すだれやよしずなどにも使用できるため、幅広くイヤな虫を対策することが可能です。
ライオンケミカルでは他にも、室内に設置できるタイプや肌に使用できるタイプなど、さまざまなシーンで活用できる虫よけを用意しています。
以下から商品ラインナップがご確認いただけますので、ぜひご覧ください。
ベランダやバルコニーは、湿気がたまりやすいことに加え、空気の流れも悪くなりやすいため、虫にとって快適な住処や繁殖場所になりやすいです。
特に排水溝は虫の餌となる汚れがたまりやすいことから、気付かぬうちに住みつかれることもあります。
虫を寄せ付けないためには、日頃からベランダやバルコニーを清潔に保っておくことが大切ですが、虫よけグッズを活用することでより効果的に虫よけができます。
『ライオンケミカル』では、ベランダや玄関に吊り下げられる虫よけをはじめ、室内や外出先で使える虫よけを多数ラインナップしています。
さまざまなシーンやニーズに合った虫よけをご用意していますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
※各画像はイメージです。