除菌剤や除菌スプレーは、ウイルスや菌対策に欠かせないアイテムですが、「ノンアルコールでも除菌できるの？」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

ノンアルコールタイプの除菌製品は、独自の成分や技術を用いることで、アルコールタイプにはない除菌効果を発揮します。

しかし、アルコールタイプとノンアルコールタイプでは、除菌の原理や特性が異なるため、用途に合わせて適切に選ぶことが大切です。

この記事では、ノンアルコール除菌の仕組みや特長、アルコール除菌との違いについて詳しく解説します。

ノンアルコールなのになぜ除菌できる？

アルコールは除菌効果が高いことで知られていますが、最近ではノンアルコールタイプの除菌剤も注目を集めています。

ノンアルコールでありながら優れた除菌力を発揮できるのは、独自の成分や技術によるものです。

代表的なのが、次亜塩素酸水やベンザルコニウム塩化物、界面活性剤、銀イオンなどを利用した除菌剤です。

アルコールとは異なる作用機序で除菌するため、アルコールに耐性を持つ菌にも効果が期待できるものもあります。

ノンアルコール除菌とアルコール除菌の違い

ノンアルコール除菌とアルコール除菌は、除菌の原理や特性が異なります。

それぞれの特長を理解することが、用途に合った除菌剤選びに役立つでしょう。

ノンアルコール除菌とは

ノンアルコール除菌とは、アルコール以外の成分や技術を用いて除菌する方法です。

原料は水を使用することが多く、次亜塩素酸水や界面活性剤、銀イオンなどを配合して使用します。

アルコールに比べて除菌力は低い傾向にありますが、効果が長く持続するというメリットがあります。

また、手肌への刺激が少なく、アルコールのようなニオイもないため、肌が敏感な方にもおすすめです。

アルコール除菌とは

アルコール除菌とは、エタノールなどのアルコールを主成分とした除菌剤を用いる方法です。

濃度の高いアルコールは、ウイルスや菌のタンパク質を変性させることで、強力な除菌効果を発揮します。

一般的に、アルコール濃度は60～90％で使用されることが多く、手指の消毒や器具の除菌など、さまざまな場面で活用されています。

ただし、アルコールは引火性が高く、手肌の乾燥を招くこともあるため、使用には十分な注意が必要です。

ノンアルコール除菌の特長・メリット

ノンアルコール除菌には、アルコール除菌とは異なる特長やメリットがあります。ここでは、ノンアルコール除菌の主なメリットを2つ紹介します。

長期間にわたって効果が持続する

ノンアルコール除菌の大きな特長は、長時間にわたって除菌効果が持続することです。

多くのノンアルコール除菌剤には、銀イオンや次亜塩素酸水などの成分が配合されており、これらの成分が表面に残留することで、長期的な除菌効果を発揮します。

一度除菌すれば数時間は効果が持続するため、頻繁に除菌する必要がありません。

特にドアノブやスイッチ、リモコンなどの多くの方が触れる場所の除菌に適しています。また、マスクやカーテン、ソファなどの布製品の除菌にも効果的です。

肌への刺激が少ない

ノンアルコール除菌のもう一つの特長は、肌への刺激が少ないことです。

アルコールは肌の皮脂膜が失われる作用があるため、手指の乾燥やカサつきの原因となることがあります。

また、アルコール特有のニオイがないため、除菌後も不快感がありません。

アルコール除菌の特長・メリット

アルコール除菌は、古くから広く使用されている除菌方法です。ここでは、アルコール除菌ならではの特長とメリットについて解説します。

即効性がある

アルコール除菌の最大の特長は、即効性の高さです。

アルコールは、ウイルスや菌のタンパク質を変性させる作用があるため、除菌効果が非常に早いことで知られています。

除菌剤を塗布して数秒から数十秒で効果を発揮することから、すぐに除菌したい場合に適しています。

特に医療現場や食品工場など、衛生管理が重要な環境での使用に向いており、手指の消毒にも即効性の高さから頻繁に使用されています。

アルコールによる素早い除菌は、感染症対策に欠かせない方法の一つといえるでしょう。

ノンアルコール除菌・アルコール除菌製品の選び方

ノンアルコール除菌とアルコール除菌は、それぞれの特長を理解したうえで用途に合った製品を選ぶことがポイントです。ここでは、除菌製品の選び方を詳しく解説します。

サイズ

除菌製品は、手指用の携帯サイズから家庭用の大容量サイズまで、さまざまなサイズで展開されています。

使い勝手を高めるためにも、用途に合わせて製品の​サイズ​やシートの厚みを選択しましょう。

また、詰め替え用の製品も用意されていることが多いため、コスト面も考慮して選ぶことをおすすめします。

肌への影響

除菌製品は、肌に直接触れるものも多いため、肌への影響を考慮する必要があります。

手指の消毒以外にも、顔周りや体全体の除菌に使用する場合は肌への影響に注意が必要です。可能であれば、肌荒れしないかテストしてから購入するとより安心です。

アルコール除菌製品をお探しなら『ライオンケミカル』がおすすめ！

ここでは、『ライオンケミカル』のアルコール除菌製品を3つ紹介します。

Pix アルコール ウイルス細菌除去スプレー

『Pix アルコール ウイルス細菌除去スプレー』は、住宅内のさまざまな場所に使える除菌スプレーです。

天然由来成分のグレープフルーツ種子エキスと柿エキスを配合した製品で、抗菌と消臭の両方の効果が期待できます。

ウイルスや菌を99.99％除去し、気になるニオイもしっかりと抑えてくれます。

400mLの本体、350mLのつめかえ用、外出先でも使える60mLの携帯用など、豊富なバリエーションから選択できる点もポイントです。

Pix アルコール 手指の洗浄×消毒ポンプスプレー

『Pix アルコール 手指の洗浄×消毒ポンプスプレー』は、手指用のアルコール消毒スプレーです。指定医薬部外品で、ベンザルコニウム塩化物を配合し、幅広いウイルスや菌に効果を発揮します。

高い消毒作用があるだけでなく、保湿成分のヒアルロン酸Na配合により、手肌への優しさも兼ね備えています。

アウトドアシーンやペットに触れた後など、すぐに手洗いができない場面で特に有効です。手指をいつでも清潔に保ちたい方におすすめのアイテムです。

Pix キッチン用アルコール除菌スプレー

『Pix キッチン用アルコール除菌スプレー』は、100％天然由来の成分でできており、キッチンまわりや食卓の除菌・消臭に適した製品です。

菌やウイルスを99.99％除去する効果が期待できます。抗菌成分のグレープフルーツ種子エキスと消臭効果をもつ柿エキスが配合されています。

二度拭きや洗い流しは不要で、食器にかかっても安心して使用できるのが特長です。天然由来の安心処方で、キッチンの除菌と消臭を叶えたい方におすすめの製品です。

まとめ

ノンアルコール除菌は、アルコール以外の成分や技術を用いて除菌を行う方法で、次亜塩素酸水や界面活性剤、銀イオンなどの成分を利用しています。

一方、アルコール除菌はアルコールの働きで素早く除菌でき、特定のウイルスに高い効果を発揮しますが、苦手な方への使用や引火性には注意が必要です。

除菌製品を選ぶ際は、アルコール配合の有無、サイズ、肌への影響などを考慮することが大切です。

『ライオンケミカル』では、用途に合ったアルコール除菌製品を取り揃えています。

手肌への保湿成分配合や、消臭効果のある天然由来成分の使用など、除菌力だけでなく使い心地にもこだわった製品ばかりです。ぜひ、ご自身に合った除菌アイテムを見つけてください。

※各画像はイメージです。