蚊の活動時期は気温に大きく左右されます。近年は激しい気候変動の影響で、時期にズレが生じる場合もありますが、気温が高くなる6月ごろから多くなり始め、7〜9月ごろには発生のピークを迎えます。

ただし、冬の時期に活動する蚊も一部いるため、年間を通した最低限の対策が必要です。

蚊に刺されないようにするには、蚊の発生時期や活動時間帯を理解し、適切な対策を講じることが求められます。

この記事では、蚊の発生時期・季節や、暖かい時期に活動する蚊の種類、蚊に刺されないための対策、刺された場合の対処法について詳しく解説します。

蚊の発生時期・季節｜特に多いのは7〜9月

蚊は春から秋にかけて活動しますが、最も多いとされるのは7月から9月の真夏の時期（エリアによって異なる場合もあり）です。蚊の活動は気温に大きく影響され、20〜30度になると特に活発になります。

6月でも十分に多いといえますが、7月から9月はさらに蚊の数が増えるため、特に注意が必要です。ただし、蚊の種類によって活動のピークは異なります。

例えば、ヒトスジシマカは真夏に最も多く見られますが、アカイエカは初夏から秋にかけて幅広く活動します。

蚊の発生時期は地域によっても異なるため、ご自身の住んでいる地域の状況を把握しておくことが大切です。

3〜10月ごろまで対策が必要

蚊は春から秋にかけて幅広く活動するため、3月から10月ごろまでは対策が必要です。

蚊に刺されると痒くなるだけでなく、デング熱や日本脳炎などの感染病リスクが伴います。3月から徐々に蚊が出現し始めるため、早い時期から対策を進めておきましょう。

10月になると気温が下がり始め、蚊の活動も徐々に鈍くなっていきますが、冬の時期に活動する蚊もいるため、寒くなったからといって油断は禁物です。

暖かい時期になると活動する蚊の種類

ここでは、暖かい時期に活動する代表的な蚊の種類を紹介します。

ヒトスジシマカ

ヒトスジシマカは、春から秋にかけて活動する代表的な蚊です。

ヒトスジシマカの活動のピークは、気温が高くなる8月から9月ごろまでで、特に都市部の公園や住宅地で多く見られ、デング熱などの感染症を媒介することがあります。

日中に吸血活動が活発となるため、昼間の屋外での対策が特に重要となります。

アカイエカ

アカイエカは、水田や湿地など、比較的湿気の多い場所に生息している蚊です。

体色は黄褐色から赤褐色で、卵から成虫になるまでのスピードが早いため、爆発的に個体が増えるケースがあります。

アカイエカの活動のピークは、6月から7月ごろまでです。真夏には少なくなりますが、11月ごろまで活動しています。

主に夜間に吸血活動をすることから、夕方から夜にかけての対策が求められます。

蚊の種類によっては冬の時期も活動している

一般的に、蚊は冬の時期には活動していないと思われがちですが、実は蚊の種類によっては冬の時期でも活動しています。

その代表例が、チカイエカと呼ばれる黄褐色の蚊です。全国各地に生息しており、主に夜間に活発化します。

チカイエカは地下や下水道で繁殖する特性があるため、冬でも活動・吸血することができるのです。

特に暖房のきいた住宅やオフィスは温度が高く、水場も確保しやすいので、チカイエカにとって快適な環境といえるでしょう。

このように、蚊の種類によっては冬の時期も活動しており、年間通して油断はできません。夏頃が蚊の出現ピークではありますが、冬でも油断せずに対策を続けることが重要です。

蚊に刺されないための対策5選

ここでは、蚊に刺されないための対策を5つ紹介します。

虫よけ剤を使用する

虫よけ剤を使用するのが効果的な蚊対策の一つです。代表的な虫よけ剤としては、以下のようなものが挙げられます。

• 虫よけスプレー
• 虫よけティッシュ
• 蚊取り線香

虫よけスプレーや蚊取り線香は、屋外での使用に適した持続性の高いタイプを選ぶと良いでしょう。

虫よけ剤を使用する際は、定められた用法・用量を守ることが大切です。特にお子様や高齢者、ペットがいる家庭では、安全性の高い商品を選ぶことをおすすめします。

蚊の発生源を減らす

蚊はわずかな水溜りでも産卵しすぐに繁殖するため、蚊の発生源をなくすことが蚊対策の基本中の基本です。

庭に放置された空き缶やバケツ、植木鉢の受け皿などに水が溜まっていないかをチェックし、溜まっている場合は捨てて発生源をなくしましょう。

また、雨どいや排水溝が詰まっている場合も要注意です。屋内では、花瓶の水を定期的に換えたり、水槽の水を清潔に保ったりすることが大切です。

蚊が多そうな場所を避ける

蚊が多く発生しそうな場所は極力避けるようにしましょう。

例えば、公園の植え込みや森林（伐採した竹の中の水たまり）、下草が茂った場所などは蚊が特に多いため、立ち寄ると蚊に刺されるリスクが高くなります。

また、河川敷や湿地、水田の近くも蚊が多く発生します。

蚊は夕方から夜にかけて特に活発になるため、この時間帯の屋外での活動は控えめにしましょう。

体を清潔に保つ

蚊は汗や皮脂など、人から発せられる匂いが好物です。

汗や匂いがある場合は蚊が近づいてくる可能性が高くなるため、体を清潔に保つことも蚊対策の一つといえるでしょう。

入浴やシャワーを心がけ、汗をこまめに拭き取ることが重要です。

長袖・長ズボンを着用する

長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を減らすことは、蚊に刺されるリスクを下げる効果的な方法です。

特に屋外で活動する際は、できるだけ長袖・長ズボンを着用するようにしましょう。

また、蚊は黒や紺などの濃い色を好む傾向があるため、白やベージュなどの明るい色を選ぶことをおすすめします。

帽子や靴下を着用するのも効果的な対策といえるでしょう。

蚊に刺された場合の対処法3選

蚊に刺されてしまったら、できるだけ早く適切な処置を行うことが大切です。ここでは、蚊に刺された場合の対処法を3つ紹介します。

刺された場所を清潔にする

蚊に刺された部分は、まず水で洗い流しましょう。

傷口から雑菌が入らないようにできるだけ早く水で洗い流し、清潔なタオルで拭き取ったあと、消毒して清潔にすることが大切です。

その際、爪を立てて掻きむしらないよう注意が必要です。掻きむしることで、かえって炎症を悪化させる恐れがあります。

市販薬を塗布する

蚊に刺された後は、早めに市販の虫刺され薬を塗ることをおすすめします。

虫刺され薬には痒みを抑える成分が配合されており、症状がひどくなる前に炎症を抑えられます。

症状が重い場合は、医師や薬剤師の判断で、ステロイド入りの虫刺され薬を使うのも良いでしょう。

また、患部を冷やすことでも痒みを和らげる効果があります。

病院に行く

激しい痛みや痒みがある場合や、患部が化膿している場合は、早めに病院を受診しましょう。

虫に刺された後に発熱やだるさ、吐き気など、全身症状が現れた場合も要注意です。ウイルス性の感染症に罹患している可能性があるため、躊躇せずに病院へ行きましょう。

蚊媒介の感染症は、初期症状が軽いこともあります。病院では医師の診察を受け、症状に合わせた適切な治療を受けることが重要です。

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燃焼中はもちろん、燃焼完了後も殺虫効果が持続するのが大きな特長です。

屋内での使用以外にも、キャンプやBBQ、庭仕事など、屋外のさまざまなシーンで活躍します。 

燃焼時間はレギュラータイプで約6.5時間＋3時間の残存効果、ジャンボタイプで約12時間＋4時間の残存効果と十分な長さです。

缶タイプや線香皿付きタイプなどバリエーションも豊富なので、用途に合わせて選ぶことができます。

プチかとり 厚太（あつぶと）

『プチかとり 厚太（あつぶと）』は、ガーデニングや花火など、短時間の屋外活動に適した蚊取り線香です。 

通常の蚊取り線香よりも厚めに作られているため、より多くの煙が発生し、しっかりと蚊を撃退します。

燃焼時間は無風状態で約3時間で、 ミニサイズのパッケージに6巻、10巻、30巻入りとラインナップも豊富です。

持ち運びにも便利なので、ちょっとした外出のお供にぴったりです。 

虫よけスプレー

『虫よけスプレー』は、お肌に直接噴射して使う虫よけスプレーです。天然のユーカリエキス配合で、爽やかな使用感が特長です。

無香料・低刺激なので、お子様や敏感肌の方でも安心して使えます。

特にアウトドアレジャーや屋外作業におすすめで、蚊やブユ、ノミなど幅広い虫に効果を発揮します。

180mLと300mLの2サイズがあり、携帯に便利なサイズと、たっぷり使えるサイズが選べます。

まとめ

蚊は春から秋にかけて幅広く活動しますが、特に7月から9月の真夏の時期に最も多く発生します。

ただし、蚊の種類によって活動のピークは異なり、ヒトスジシマカは真夏に多いのに対し、アカイエカは初夏から秋まで活動します。

また、チカイエカのように冬でも活動する種類もいるため、一年を通して最低限の対策が必要といえるでしょう。

蚊に刺されないためには、蚊の発生源を減らす、蚊の多い場所を避ける、虫よけ剤を使う、肌の露出を控えるなどの対策が効果的です。

万が一刺されてしまった場合は、患部を清潔に保ち、市販の虫刺され薬を使うなどの処置を行いましょう。

『ライオンケミカル』では、屋内外で使える蚊取り線香や虫よけスプレーなど、蚊対策に役立つさまざまな商品を取り揃えています。 

蚊対策に関わらず、キャンプやBBQなどで活用できる虫よけグッズも多数ご用意していますので、ぜひこの機会にご覧ください。

※各画像はイメージです。