「ぷ〜ん」という蚊の羽音は、安眠を妨げる不快な音です。睡眠時だけでなく、「周りに飛んでいるだけで嫌な気分になった」という方もいるでしょう。
蚊に刺されると痒みに悩まされるだけでなく、デング熱などの感染症に罹患する危険性もあるため、あなどれない存在です。
快適な暮らしを送るためには、蚊の生態を知り、適切な対策を講じることが大切です。
この記事では、蚊が発生しやすい場所や時期、蚊対策を始めるタイミング、屋内外での撃退方法について詳しく解説します。
ここでは、特に蚊が発生しやすい場所を4つ紹介します。
植木鉢の受け皿に水が溜まっていると、蚊の発生源となります。蚊は水辺を好む傾向があり、特に日陰で風通しの悪い場所に置かれた受け皿は要注意です。
使用していない受け皿は片づけて、常に清潔に保つことが大切です。
庭に放置されたバケツやジョウロも、蚊の格好の発生場所となります。バケツやジョウロには雨水が溜まりやすく、そこが蚊の隠れ家となってしまいます。
中に水が入らないようにすることが蚊対策の基本です。使用後は必ず水を捨て、逆さまにして保管しましょう。
また、ジョウロは使った後に吊るしておくと良いでしょう。
蚊は草むらや茂みを好む特性があります。
特に日当たりが悪く湿気の多い場所の雑草は、蚊の温床となる可能性が高いです。蚊の住処を作らないためにも、定期的に草刈りを行い、雑草を取り除いてください。
また、除草剤や防草シートなどで、雑草の生えにくい環境を構築できれば、蚊の発生を抑えることができるでしょう。
庭にある池や排水溝も注意が必要な場所です。
水溜りになりやすい池や排水溝は、蚊の発生源となるリスクがあるためです。池の水は定期的に入れ替える、もしくは水を抜いて蚊の隠れ家をなくしましょう。
また、池の周りの草木を刈り込み、日当たりを良くするのも効果的です。排水溝は詰まっていないかを定期的にチェックし、常に清潔にしておきましょう。
特に落ち葉やゴミが排水溝に溜まると、水はけが悪くなり蚊が発生しやすくなるため注意が必要です。
蚊は春ごろから増え始め、最も多くなるのは7月から9月にかけての真夏の時期です。
蚊の活動は気温に大きく左右され、20〜30度になると特に活発になりますが、蚊の種類によって発生時期が異なります。代表的な蚊の発生時期は以下の通りです。
ヒトスジシマカの発生ピークは8月から9月ごろまでで、アカイエカのピークは6月から7月ごろまでです。
一方で、チカイエカは肌寒い11月に発生ピークが訪れます。
このように一般的に発生しやすい時期は夏付近ですが、蚊の種類によって発生時期がそれぞれ異なります。
蚊の対策は年間を通して講じるべきといえるでしょう。
蚊対策のタイミングとしては、4月や5月ごろから始めても遅くはありません。ただし、できるだけ早めに対策を始めることをおすすめします。
蚊の種類によっては3月ごろから徐々に出現頻度が高まるため、そのころから対策を少しずつ始め、本格的な活動シーズンに備えましょう。
暖かくなってきたと感じたら、それが蚊対策を本格化するサインです。
地域によって多少の差はありますが、4月中旬から下旬にかけては要注意です。早めの対策を心がければ、夏の蚊の大量発生を防ぐことができます。
蚊に刺されて辛い思いをするのを避けるためにも、計画的に対策を進めることが大切です。
ここでは、屋外で実践できる蚊の撃退方法を3つ紹介します。
蚊は草むらや茂みを好むため、庭の雑草をこまめに処理することが大切です。
草むらは蚊の格好の隠れ場所になるだけでなく、湿気も溜まりやすくなるため、定期的に草刈りを行い、雑草を根こそぎ取り除きましょう。
特に、家の周りや塀際の雑草は念入りに処理することをおすすめします。また、雑草を見つけたら引き抜く癖をつけておくこともポイントです。
蚊の幼虫は水中で育つことから、水溜りを作らないことが重要な対策の一つといえます。
植木鉢の受け皿や屋外のバケツ、子供用のプールなどに水が溜まっていないかをチェックしましょう。
また、古いタイヤやジョウロ、ゴミ袋なども水溜りができやすいため注意が必要です。
溜まっている水はすぐに捨て、できるだけ水溜りを作らないよう心がけましょう。
庭に水溜りができやすい場所がある場合は、水はけを良くする工夫が必要かもしれません。
例えば、地面をならしたり、溝を作ったりするなどして、水が溜まらないよう工夫してみてください。
屋外で活動する際は、虫よけ剤を使用するのが効果的な対策方法です。具体的には、以下のような虫よけ剤の使用が推奨されます。
肌の露出部分に虫よけスプレーを吹きかけたり、虫よけティッシュを塗布することで、蚊の吸血を防げます。
また、広範囲で蚊を寄せ付けたくないのであれば、アウトドア対応のワンプッシュスプレーの使用を検討しましょう。
ここでは、屋内で実践できる蚊の撃退方法を3つ紹介します。
蚊取り線香を焚くのが、手軽で効果的な蚊対策の一つです。
ピレスロイド系の有効成分が揮散して、蚊を安全に駆除します。部屋の隅に線香を置いて、煙を部屋全体に行き渡らせるようにしましょう。
他にも、携帯に便利な吊り下げフック付きの商品や、蚊取り線香用受皿が付属した商品も販売されているため、購入の際はぜひ確認してみてください。
ただし、閉め切った部屋や狭い部屋で使用すると、まれに目やのどに刺激を感じることもあるので、使用中は時々部屋を換気することが大切です。
蚊を屋内に入れないためには、侵入経路を塞ぐことが最も大切です。
蚊の主な侵入経路は窓と扉の2つです。網戸の破れや扉の隙間がないかを確認し、破損している場合は早めに修理しましょう。
また網戸の網目の大きさによっては、蚊がすり抜けてしまう恐れがあるため、できるだけ網目の細かいものを設置するのがベストです。
玄関の扉を開ける際は、素早く出入りするよう心がけましょう。
エアコンをうまく活用すると、蚊の侵入を減らせる可能性が高くなります。
蚊は風が苦手なので、エアコンを常時つけておけば、室内に空気が入り、圧力が高まります。すると部屋の外向きに風が出るようになるので、部屋の隙間から侵入しようとする蚊を風で押し返せるのです。
『ライオンケミカル』では、蚊の撃退に役立つ虫よけグッズを販売しています。
『ライオンかとりせんこう ~燃焼後も効果持続~』は、伝統の製法と品質で多くの人に親しまれてきた蚊取り線香のリニューアル品です。
燃焼中はもちろん、燃焼完了後も殺虫効果が持続するのが大きな特長です。
屋内での使用以外にも、キャンプやBBQ、庭仕事など、屋外のさまざまなシーンで活躍します。
燃焼時間はレギュラータイプで約6.5時間+3時間の残存効果、ジャンボタイプで約12時間+4時間の残存効果と十分な長さです。
缶タイプや線香皿付きタイプなどバリエーションも豊富なので、用途に合わせて選ぶことができます。
『Wトラップ ヤブ蚊ワンプッシュ 室内・屋外両用』は、屋外・室内の両方で使える画期的な虫よけスプレーです。
屋内では、電気・電池・火を使わず1回プッシュするだけでバリア効果が約12時間持続します。
屋外で使用する場合は、蚊が潜んでいそうな場所に噴射することで、蚊を寄せ付けないバリア空間を作ります。
『虫よけミスト』は、天然ユーカリオイル配合で爽やかな虫よけミストです。
お肌にやさしい虫よけミストであり、心地よくお肌をガードします。蚊やノミに効果があるほか、マダニにも有効です。
シュッとひとふきで効果が長持ちします。気軽に虫よけ対策がしたい方におすすめの商品です。
蚊は、植木鉢の受け皿やバケツ、雑草の中など、湿気の多い場所を好んで発生します。春から秋にかけて活動しますが、7月から9月の真夏が最も多い時期です。
ただし、蚊の種類によって活動のピークは異なり、冬でも活動する種類もいるため、年間を通して最低限の対策が求められます。
蚊対策は早めに始めるのがおすすめで、遅くとも6月には本格的に取り組むことが大切です。
屋外では雑草の処理や水溜りの除去、虫よけ剤の使用が、屋内では侵入経路の遮断やエアコンの活用、蚊取り線香の使用が効果的でしょう。
『ライオンケミカル』では、屋内外で使える蚊取り線香や虫よけスプレーなど、蚊対策に役立つ商品を取り揃えています。
アウトドアレジャーで活用できる虫よけグッズも多数ご用意していますので、ぜひこの機会にご覧ください。
※各画像はイメージです。