家の中でゴキブリが出た場合、駆除できても周辺に多くの個体が潜んでいる可能性があります。ゴキブリは衛生面でも問題があり、アレルギーや感染症の原因になるケースもあります。
一方、ゴキブリの多くはその姿を現わさないため、すべての個体を目視で駆除するのは困難です。
そこでおすすめするのが、置くだけでゴキブリ対策できるアイテムです。
ゴキブリが好む場所や経路に置いておくことで、簡単に対策ができ、ゴキブリを見かけにくい家になるでしょう。
この記事では、置くだけでゴキブリ対策できるアイテムの種類や仕組み、効果、おすすめの置き場所などを紹介します。
置くだけでゴキブリ対策できるアイテムの種類として、捕獲タイプ、忌避タイプ、毒エサタイプがあります。
まずは、それぞれのアイテムの違いや特徴について知っておきましょう。
捕獲タイプは、エサと粘着力の強いシートを利用し、ゴキブリを捕まえる対策アイテムです。
ゴキブリの通り道や生息場所に設置し、おいしそうなニオイとエサでおびきよせ、粘着シートで捕まえます。
一時的に何頭か捕獲することはできるものの、屋内で繁殖しているすべてのゴキブリを捕まえることは困難です。
ゴキブリが外部から侵入して間もない頃や、家の中にゴキブリがいるかどうかを確認したい場合に向いています。
忌避タイプは、ハッカ油などゴキブリが嫌う成分を利用することで、ゴキブリの侵入を防げるアイテムです。
殺虫能力はなく侵入を防ぐことが目的であるため、殺虫効果があるアイテムと併用するのがよいでしょう。また、ゴキブリの駆除が終わった後に、新たに外部からゴキブリが侵入して来ないようにするためにも便利です。
毒エサタイプは、ゴキブリが好むニオイや成分を含むエサで殺虫するアイテムです。
エサの中はフィプロニルやホウ酸などの殺虫成分が配合されており、商品によってはゴキブリが巣に持ち帰り、殺虫剤を食べたゴキブリの死骸や糞を食べた他のゴキブリも駆除できます。
毒エサの効果は基本的に遅効性であるため、毒エサを設置した場所で死ぬことはあまりなく、死骸を見る機会が少なくなるかもしれません。
置くだけタイプのゴキブリ対策アイテムを使用する場合、効果を高めるためにはゴキブリの習性に合った置き場所に設置することがポイントです。
ここでは、ゴキブリ対策を行う前に知っておくべきポイントをまとめています。
ゴキブリは特定の巣を作らない一方、一頭見かけたら百頭潜んでいるといわれるように群れを作って生活しています。
ゴキブリが群れを作るのは、ゴキブリの糞に含まれる「集合フェロモン」と呼ばれるフェロモンに他のゴキブリがよるためです。
この集合フェロモンの働きによって、糞が多い場所にはゴキブリが集まり、さらに新しい糞が集まるというサイクルで巣となります。
また、ゴキブリは雑食であり、人間が食べるもの以外(髪の毛や垢、紙など)でもエサになります。
ゴキブリは以下の環境を好みます。
ゴキブリの多くは夜行性で、光が差し込む場所が苦手であり、隠れる場所がない広い場所にはあまり姿を現わしません。飢餓に強いものの、水がないと生きることができないため、乾燥した場所も苦手です。
寒い環境ではゴキブリの動きも鈍くなるため、目にする機会は減りますが、暖房や家電周辺など快適な環境が整っていれば年中みかけます。
ゴキブリは数mmでもすきまがあれば侵入できるため、屋外のあらゆる場所から侵入してきます。
たとえば、ベランダ、通風口、窓周辺、排水管、換気扇、エアコンのすきまなども侵入しやすい場所です。他にも、玄関のドアを開けたタイミングで侵入してくることもあれば、ダンボールの中に潜んでいて屋内に入ってくる場合もあります。また、ダンボールに産みつけられたゴキブリの卵が、家の中で孵化することもあります。
置くだけゴキブリ対策アイテムは、ゴキブリがいそうな場所や通り道に置くのが基本です。
ここではベストな置き場所について紹介します。
台所は湿気と食べ物が多く、ゴキブリが出没しやすい場所であるため、優先して対策することをおすすめします。
台所の中でも、特に以下の場所はゴキブリ対策アイテムを置くにあたって最適な場所です。
どの場所に現れやすいかは、その家や環境によっても変わってくるため、バランスよく配置するのがポイントです。コンロやIH調理器の下に収納棚がある場合、その中もゴキブリが出やすいため、置いておきましょう。
※使用時は、小児やペットなどがもて遊ばない場所に置いてください
電子レンジや冷蔵庫などは、稼働している際に熱を発するため、ゴキブリが集まることがあります。
特に電子レンジや冷蔵庫の裏や下のすきまは暗所となり、身を隠すこともできるため、重点的に対策しましょう。すきまが狭い場合は、スリムタイプのゴキブリ対策アイテムを使用するのもポイントです。
また、電子レンジや冷蔵庫の裏や下は食べ物のかけらやホコリが落ちやすいため、ゴキブリのエサにならないように定期的に掃除をしましょう。
洗面所は湿気が多くじめじめとしていて、ゴキブリが出やすい場所です。
特に洗面台の収納スペースや、洗濯機の下、壁との隙間などは暗所になるため、ゴキブリにとって居心地のいい環境となります。また、洗面所の排水口や排水管にすきまがある場合は、外部からの侵入ルートになるケースもあります。
そのため、ゴキブリ対策アイテムを設置する際は、暗所や経路になりやすい部分に置くようにしましょう。髪の毛もゴキブリのエサになるため、浴室や排水口、洗面所を定期的に清掃し、清潔な状態を保つことも大切です。
押し入れは、暗くて暖かく、湿気がこもりやすいこともあり、ゴキブリが出やすい場所です。物も多く詰め込んでいると、ゴキブリが隠れるスペースが増えることや、ホコリやゴミが溜まってエサとなります。
また、押し入れの天袋や壁との接続部にすきまがある場合、そこから侵入して入ってくる場合もあります。ゴキブリ対策アイテムは、押し入れの隅や奥、布団や収納物の下、壁と収納物の間などに置きましょう。
ゴキブリが屋内に侵入することを防ぐために、ゴキブリ対策アイテムを使って、屋外に生息しているゴキブリを駆除するのも効果的です。
置き場所としては以下が挙げられます。
このうち、ベランダや窓際、玄関はゴキブリの侵入経路になりやすい場所で、プランターや室外機はゴキブリの住処になりやすい場所です。それぞれに設置しておくことで、ゴキブリを駆除することができます。
置くだけゴキブリ対策アイテムをお求めなら、『ライオンケミカル』がおすすめです。
ここでは、ゴキブリ対策に高い効果が期待できるおすすめ商品を3選紹介します。
置くだけで効果がある毒エサタイプのゴキブリ対策アイテムなら、『Wトラップ コンパクト ゴキブリ誘引殺虫剤 大容量24個入』がおすすめです。
有効成分としてフィプロニルを配合しており、小型から大型までさまざまなゴキブリを駆除します。
エサを食べたゴキブリだけでなく、その糞や死骸を食べた他のゴキブリも駆除します。
ゴキブリの中には特定の薬剤が効きにくい『耐性ゴキブリ』が存在しますが、このような耐性を持つゴキブリの駆除にも効果的です。
また、薬剤に直接触れる心配のない設計となっているため、安心して使用できます。
冷蔵庫や電子レンジの裏や下、洗面台のすきまなど、せまい場所に設置するなら、『Wトラップ コンパクトミニ ゴキブリ誘引殺虫剤 すきま用 大容量24個入』がおすすめです。
コンパクトなデザインながらしっかりと効果を発揮し、家に侵入するゴキブリや住みついているゴキブリはもちろん、卵を持っているゴキブリの卵も退治します。
ゴキブリが好む成分を配合することで、高い誘引力を実現し、効率よくゴキブリを集めて駆除します。
自然成分でじわっと効果を発揮するなら、『Wトラップ ホウ酸ダンゴ ゴキブリ用誘引殺虫剤 24個入』がおすすめです。
殺虫成分であるホウ酸に、ゴキブリが好きなタマネギエキス、動物性エキス、米ぬかオイルを配合しています。
狭いところにも置ける薄型設計であるため、ゴキブリが好む狭い場所に設置することも可能です。
小型のゴキブリはもちろん、大型のゴキブリにも効果を発揮し、ゴキブリの侵入を防げます。
置くだけでゴキブリ対策できるアイテムの種類は、捕獲タイプ、忌避タイプ、毒エサタイプがあります。
捕獲タイプは直接捕まえることができ、忌避タイプは成分でゴキブリをよせ付けず、毒エサタイプは直接駆除できます。それぞれで強みが異なるため、組み合わせて対処すると効果的です。
また、これらはゴキブリの経路や生息場所に設置することで正しい効果が得られるため、ゴキブリの習性を理解したうえで使用しましょう。
『ライオンケミカル』では、置くだけでゴキブリを駆除できるアイテムを取り揃えています。
ゴキブリを直接見ることなく駆除したい場合や、手間をかけずにゴキブリ対策をしたい場合は、ぜひ検討してみてください。
※各画像はイメージです。