疲労回復には、入浴剤を活用したバスタイムが効果的です。入浴剤の種類によっては、温浴による血行促進で、効率よく疲れを解消します。

一方で、「入浴剤の種類が多くて何を選んだらいいかわからない」「入浴剤の種類によって効果は変わるの？」など疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、疲労回復に役立つ入浴剤の選び方と正しい使い方をはじめ、効果的な成分やおすすめの入浴法を紹介します。

疲労回復に入浴剤を使うメリット

入浴剤は、温浴による血行促進などで、疲労回復を促します。

ここでは、疲労回復に入浴剤を使うメリットを詳しく解説します。

入浴による温浴・水圧・浮力の相乗作用

入浴そのものにも温浴・水圧・浮力による疲労回復効果があり、入浴剤との組み合わせで相乗効果を得られるメリットがあります。

以下は、温浴・水圧・浮力がもたらす身体への効果です。

• 温浴：血行を促進して筋肉や関節の緊張をほぐす
• 水圧：身体にかかる水の圧力が血液やリンパの流れを改善
• 浮力：筋肉や関節の負担がやわらぎ、全身がリラックス状態になる

この3つの作用が組み合わさることで、疲労物質の排出が促され、肩こりや筋肉のこりの緩和が期待できます。

このように入浴そのものにも疲労を緩和する力があり、入浴剤を加えることで、さらに高い疲労回復効果が得られます。

疲労回復に効果が期待できる入浴剤の種類と選ぶポイント　

疲労回復のためには、温浴効果を高め血行促進が期待できる炭酸ガス系入浴剤や生薬系入浴剤が効果的です。

ここでは、それぞれの入浴剤の効果や選び方を解説します。

炭酸ガス系入浴剤の効果と選び方

炭酸ガス系入浴剤は、炭酸ガスが皮膚から吸収されて血管を広げ、血行を促進することで新陳代謝が活発になります。

有効成分として、炭酸ガスを発生させる炭酸水素ナトリウムや炭酸ナトリウムが含まれていることがポイントです。

炭酸ガスの働きによって、筋肉のコリや疲労物質の排出をサポートし、疲労感の軽減や肩こり、腰の重さ、冷えの緩和などが期待できます。

形状はタブレットタイプが最もポピュラーです。

炭酸ガス系入浴剤の効果については、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

⇒寒い冬は炭酸ガスの薬用入浴剤で身体の芯までぽかぽかに

生薬系入浴剤の効果と選び方

薬用系入浴剤は、漢方で用いられる生薬成分が配合されており、温浴効果を高めて血行を促進します。

有効成分はウイキョウ、サンシシ、センキュウ、チンピ、ハッカ、カミツレなどがあります。これらは血行促進・抗炎症・鎮痛作用を持ち、疲労回復に加え、肩こりや腰痛、冷え性の緩和にも役立ちます。

また、これらの植物由来成分は香りとしても楽しめ、入浴時に心身のリラックスを促します。

疲労回復効果を高めるおすすめの入浴法

入浴剤で疲労回復効果を高めるためには、入浴法もポイントになります。

ここでは、疲労回復効果が期待できるおすすめの入浴法を紹介します。

お湯の適温と入浴時間のコツ

疲労回復には、40℃前後のぬるめのお湯に10〜15分つかることが効果的です。

熱すぎると交感神経が刺激され血圧が上がりやすくなるため避けましょう。肩までつかる全身浴が理想で、温熱効果と水圧作用により血流が促進され、疲労物質を効率よく排出します。

急に入るのではなく、最初にかけ湯で身体を慣らすことが大切です。のぼせや息苦しさを感じたら、無理せず半身浴に切り替えましょう。

また、入浴前15〜30分前にコップ1杯の水分補給を行い、入浴中・後もこまめに水分補給しましょう。

汗で失われる水分を補うことで脱水を防ぎ、安全に疲労回復を促すことができます。

ストレッチで血流アップ

入浴中のストレッチは、温まった筋肉や関節をほぐし、血流改善を促進するのに効果的です。

以下に入浴中にできるストレッチを紹介します。

ストレッチの種類	手順
肩のストレッチ	湯船に肩までつかり、全身の力を抜きリラックス 肩をゆっくりと上下に動かし、10回繰り返す 肩甲骨を意識し、後ろに大きく5回、前に5回回す
首のストレッチ	両手を頭の後ろで組み、首をゆっくり前に倒して伸ばす 10秒キープし、ゆっくり元に戻す。左右も同様に行う
腕のストレッチ	片腕を胸の前に伸ばす。反対の手で肘をそっと引き寄せる 10秒キープし、反対側の腕も同じように行う
足首回し	湯船の中で片足を少し上げ、足首を大きく10回ゆっくり回す 反対の足も同様に回す
背中のストレッチ	湯船の中で背筋をまっすぐに伸ばす 両肘を体の横に軽く浸けたまま、「前ならえ」の姿勢で手を前に伸ばす 肘を曲げずに体の横に広げるように、手の甲でゆっくりと水を後ろに押し出す 背中全体が開くように意識し、肩甲骨を寄せる この動きをゆっくり1分間繰り返す

これらのストレッチは入浴中でも無理なく行え、血行促進や筋肉のこり解消に役立ちます。ゆっくり動かし、水分補給をこまめに行いましょう。

入浴のタイミング

疲労回復や良質な睡眠を促す入浴のタイミングとして、就寝の1〜2時間前に入浴するのが最適です。

このタイミングで入浴すると、体温が一時的に上がり、その後の自然な体温低下が深い眠りを誘います。また、入浴によって副交感神経が優位になり、リラックス状態が作られるため、心身の緊張がほぐれ、疲労回復に役立ちます。

仕事や運動後の入浴も疲労回復に効果的ですが、食後すぐの入浴は避けましょう。

食後すぐに入浴すると、血流が皮膚や四肢に集中し、消化器官への血流が減るため、消化不良や体調不良を招く可能性があります。

食後に入浴する場合、2時間程度の間隔を空けてからが望ましいです。

半身浴もおすすめ

疲労回復効果を高めるためには半身浴もおすすめです。

半身浴は、みぞおちから下を40℃のぬるめのお湯に15分程度浸かる方法で、心臓への負担を軽減しながら身体を温められます。全身浴に比べるとむくみ解消や冷え性改善に効果的で、長時間入ってものぼせにくいのが特長です。

半身浴中は副交感神経が優位になるため、リラックス効果が高まり、自律神経のバランスが整います。

適度な温度と時間を守ることが重要で、肩にタオルをかけて上半身の冷えを防ぐ工夫もしましょう。

眼精疲労には目の温めのケア

眼精疲労を軽減するためには、全身浴と目の温めのケアの組み合わせがおすすめです。

全身浴で血行を促進し、その間にしっかり絞った温かいタオルを目の上に乗せて10分ほど置くことで、目の周囲の血流を改善し、筋肉の緊張をほぐせます。

これにより、眼精疲労の症状緩和が期待でき、目の疲れやショボショボ感の軽減につながります。

また、入浴後は部屋の明かりを暗めにし、電子機器の使用を控えて、目を休ませることも合わせて行いましょう。

疲労回復の入浴剤なら『ライケミ』にお任せ！

疲労回復の入浴剤なら、『ライオンケミカル』が提供する商品をご検討ください。

忙しい日々の疲労回復にぴったりの炭酸ガス系入浴剤・生薬系入浴剤を共に取り揃えています。

湯宿めぐり 発泡入浴剤 にごり湯

『湯宿めぐり 発泡入浴剤 にごり湯』は、自宅で温泉気分が味わえる発泡にごり湯の入浴剤です。

有馬、湯布院、別府、草津の4つの香りと色で心身ともにリフレッシュし、炭酸ガスが温浴効果を高め血行促進を促し、肩のこりや腰痛、疲労回復の効果が期待できます。

さらに、ローヤルゼリーエキス配合で保湿効果も高く、お肌に潤いを与えます。

時間のない日も簡単に温泉気分を楽しみながら、疲れを癒したい場合におすすめです。

バスリフレ 薬用発泡入浴剤

『バスリフレ 薬用発泡入浴剤 16錠入 炭酸ガス 4つの香り』は、発泡した炭酸ガスがお湯に溶け込み、温浴効果を高めて血行を促進する薬用入浴剤です。

ローヤルゼリーエキスを配合し、疲労回復や肩のこり、腰痛、そして冷え性の改善に効果が期待できます。お湯の色はカラフルな4種類の色が揃い、ほのかな香りが心身をリラックスさせ、毎日の入浴タイムを癒しの時間に変えてくれます。

錠剤タイプで手軽に使えるため、忙しい日々の中でも気軽に温活が可能です。

 

生薬浴用剤　薬草湯　プレミアム

『生薬浴用剤　薬草湯　プレミアム』は、生薬5種とハーブ1種を配合した自然の恵み100％の浴用剤で、冷え性対策にも効果が期待できます。

お湯に1包入れるだけで、身体を芯から温め、夏の冷房や足腰の冷えに悩む方も一年中快適に利用できます。ティーバッグ式で使いやすく、黄色味のある薬草湯が楽しめるのも特長です。

疲労回復や肩のこり、腰痛、神経痛などにも効果が期待でき、冷えによる不調の改善を促します。

繰り返しの入浴で血行促進と体温保持をサポートし、冷えからくるつらさを和らげたい方におすすめのアイテムです。

まとめ

疲労回復なら、入浴剤が効果的です。

入浴剤は、温浴による血行促進が期待でき、中でも、炭酸ガス系や生薬系入浴剤は疲労回復効果が期待できます。

『ライオンケミカル』では、炭酸ガス系と生薬系入浴剤の中から最適な商品を選べます。

日々の疲れを癒すためにも、ぜひ検討してみてください。

※各画像はイメージです。