家に出る害虫と聞くと、真っ先にゴキブリをイメージする方も多いでしょう。
ゴキブリといえば、黒いゴキブリをイメージする方もいれば、茶色のゴキブリをイメージする方もいるかもしれません。
ゴキブリの駆除や対策を行うにあたって、ゴキブリの特長や生態を把握しておくことも大切です。
日本の家庭で見かけるゴキブリには4種類いるため、それぞれの種類の特長を知っておきましょう。
この記事では、日本に多いゴキブリの種類や特長、駆除の方法などを紹介します。
クロゴキブリ |
チャバネゴキブリ |
ヤマトゴキブリ |
ワモンゴキブリ |
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大きさ |
3~4cm |
1~1.5cm |
2~2.5cm |
4~5cm |
見た目の特長 |
黒褐色で光沢がある |
黄褐色 |
黒褐色で光沢が少ない |
茶褐色で光沢がある |
行動範囲 |
広い |
比較的狭い |
広い |
比較的狭い |
生息域 |
関東以南、西日本に多い |
全国 |
本州・北海道に多い |
南九州・沖縄に多い |
日本には50種類以上のゴキブリが生息していますが、日常生活の中で見かけることが多いのは4種類です。
ここでは、4種類のゴキブリの特長をそれぞれ解説します。
クロゴキブリとは、黒褐色で光沢のある見た目をしている大型種のゴキブリで、成虫は体長が3〜4cmほどです。
関東地方から西日本にかけて多くいますが、近年は東北地方や北海道でも発見されています。
卵鞘からふ化するまで1ヵ月程度で、8〜9回ほど脱皮を繰り返しながら1年かけて成長します。成虫でいる期間は5〜7ヵ月ほどです。
寒さに強いクロゴキブリは越冬休眠し、寒い冬の間はダンボールの隙間などに潜んで春になるのを待ちます。
また、クロゴキブリは狭くて暗く湿度が高い場所を好むのも特長です。そのため、下水内をはじめ、自宅の台所や風呂場、玄関、排水設備、ゴミ置き場がある場所にも多くいます。
チャバネゴキブリとは、黄褐色の見た目をしているゴキブリで、成虫の大きさは体長1〜1.5cmほどです。
日本全国の温暖な地域で生息しており、寒さに弱いゴキブリであるものの、冷暖房の効いた室内に侵入して1年中見かけることもあります。卵鞘からふ化するまで20日程度で、幼虫期間が30〜70日、成虫の寿命が約4〜7ヵ月ほどです。
また、チャバネゴキブリはゴキブリ駆除の薬剤に触れることが多く、抵抗性ゴキブリが多いことも特長です。
飲食店やホテル、病院などにも多く生息し、玄関や窓の隙間、ダンボールにまぎれて屋内に侵入してきます。
ヤマトゴキブリとは、黒褐色で光沢が少ない見た目をしているゴキブリで、成虫の大きさは体長2〜2.5cmです。
日本に古くからいるゴキブリで、他の種類に比べると寒冷な気候にも比較的強く、北海道から本州にかけて広く生息しています。
卵鞘からふ化するまで40〜60日程度、幼虫期間が約3〜12ヵ月、幼虫の状態で休眠して成虫の寿命が約3〜6ヵ月です。ヤマトゴキブリは湿度の高い場所を好む傾向にあるものの、その活動範囲は広く、山林から室内までさまざまな場所に生息しています。
屋外と屋内両方で生息しますが、主に山林や草むらなどの野外を好む傾向にあります。
ワモンゴキブリとは、茶褐色で光沢があるゴキブリで、成虫の大きさは体長4〜5cmで家庭内で出会う可能性がある種類の中では最大級です。
もともと九州南部や沖縄に多く生息していましたが、近年は家庭暖房や地球温暖化の影響で本州や北海道でも確認されています。
卵鞘からふ化するまで約30〜50日程度、幼虫期間が4〜12ヵ月、成虫の寿命が約3〜20ヵ月です。ワモンゴキブリの生息箇所は主に下水内であり、マンホールの中や暖房設備があるビル内、ゴミ置き場などで見られることも多くあります。
家庭内だと暖かく湿っていて、暗く狭い場所を好むため、バスルームやキッチンなどの水分の多い場所に出没します。
ゴキブリには種類によって多少の違いはあるものの、共通する特長もあります。
ここでは、ゴキブリに見られる共通の特長を紹介します。
ゴキブリは夜行性の昆虫で昼間は人の目につかないところに潜み、夜になると活動を始めるのが一般的です。
暗いところや狭いところに好んで生息し、一箇所に集まって繁殖する習性があります。人家に棲みついているゴキブリも普段は隠れているため、どこに潜んでいるかわかりません。
ゴキブリは基本的に繁殖力が高いものが多いので、メスは一度の交尾で複数回産卵することができます。
よく見かけるゴキブリの卵はそのままの形状で産むのではなく、殻に覆われたカプセル状の卵鞘に数十個含まれているのが特長です。また、この殻に覆われることによって殺虫剤などの薬剤がなかなか届かないため、駆除が難しいといわれています。
ゴキブリは1匹いたら100匹いると言われるほど繁殖力が高く、1匹見たらその周辺に複数のゴキブリが潜んでいる可能性は高いでしょう。
ゴキブリは生命力が強く、水やエサがなくても2〜3週間生き続けることが可能です。
雑食性で食べられるものが多く、人間が出した髪の毛やフケ、ときには共食いをする場合もあります。
2億年以上も前から姿を変えずに今日まで生きてきたといわれており、生きた化石と呼ばれるように生命体としては優れた存在です。
ゴキブリは不衛生なところにいる傾向にあり、その体にはさまざまな雑菌が付着しています。雑菌などが付着したまま歩き回ることで、自宅に侵入してきた際には病原体をまき散らす可能性があるのです。また、体の表面に雑菌をまとっているだけでなく、排泄物や死骸にも菌が多く存在しており、死んだあとも病原体を媒介する恐れがあります。
ゴキブリの侵入経路は、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
ゴキブリは不衛生な環境を好み、病原体を運んだり、アレルギーの原因になったりするリスクもあります。
そのため、ゴキブリを見かけた場合やゴキブリが出没する時期になったら早めの駆除対策が必要です。ゴキブリの駆除にはさまざまな方法がありますが、中でもおすすめするのが誘引殺虫剤(毒エサ)です。
ゴキブリの駆除に誘引殺虫剤がおすすめの理由は、出てきたゴキブリはもちろん、巣の中にいるゴキブリもまとめて駆除できるためです。
ゴキブリには共食いやフンを食べる性質があり、毒エサを食べたゴキブリを介して、他のゴキブリも効率よく駆除できます。また、ゴキブリの姿を見ることなく駆除できるというのも、誘引殺虫剤のメリットです。
誘引殺虫剤によるゴキブリ対策なら、『ライオンケミカル』製品をおえらびください。
ライオンケミカルでは、効果が持続し、効率よくゴキブリを退治する誘引殺虫剤(毒エサ)を取り揃えています。
ゴキブリをまとめて駆除したい場合は、『Wトラップ コンパクト ゴキブリ誘引殺虫剤 大容量24個入』がおすすめです。有効成分としてフィプロニルを配合しており、小型から大型までさまざまなゴキブリを駆除します。
エサを食べたゴキブリだけでなく、その糞や死骸を食べた他のゴキブリも駆除します。
ゴキブリの中には特定の薬剤が効きにくい『耐性ゴキブリ』が存在しますが、このような耐性を持つゴキブリの駆除にも効果的です。
また、薬剤に直接触れる心配のない設計となっているため、安心して使用できます。
冷蔵庫や電子レンジの裏や下、洗面台のすきまなど、せまい場所に設置するなら、『Wトラップ コンパクトミニ ゴキブリ誘引殺虫剤 すきま用 大容量24個入』がおすすめです。
コンパクトなデザインながらしっかりと効果を発揮し、家に侵入するゴキブリや住みついているゴキブリはもちろん、卵を持っているゴキブリの卵も退治します。
ゴキブリが好む成分を配合することで、高い誘引力を実現し、効率よくゴキブリを集めて駆除します。
自然成分でじわっと効果を発揮するなら、『Wトラップ ホウ酸ダンゴ ゴキブリ用誘引殺虫剤 24個入』がおすすめです。
殺虫成分であるホウ酸に、ゴキブリが好きなタマネギエキス、動物性エキス、米ぬかオイルを配合しています。
狭いところにも置ける薄型設計であるため、ゴキブリが好む狭い場所に設置することも可能です。
小型のゴキブリはもちろん、大型のゴキブリにも効果を発揮し、ゴキブリの侵入を防げます。
日本の家庭で見かける主なゴキブリは、クロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリの4種類です。
いずれも見た目や生息域、行動範囲に若干の違いはあるものの、不衛生なことや繁殖力・生命力が強いことは共通しています。ゴキブリを見かけた場合、またはゴキブリの活動が活発になる春〜夏までには、ゴキブリ駆除や対策を行いましょう。
『ライオンケミカル』では、さまざまな種類のゴキブリに効果がある誘引殺虫剤(毒エサ)を取り揃えています。
誘引効果が高いだけでなく、狭い場所への設置や長時間持続など、効果的にゴキブリを駆除する工夫が施されています。
ゴキブリ対策でお悩みの方は、ぜひこの機会にご利用してみてはいかがでしょうか。
※各画像はイメージです。