日々の暮らしで気をつけているにもかかわらず、ゴキブリと遭遇してしまう場合もあるでしょう。
ゴキブリは基本的に外部から侵入し、屋内で繁殖するケースがほとんどであるため、対策を行う際はどこから入ってくるか把握する必要があります。
ゴキブリはわずかなすきまがあれば侵入するため、思わぬ場所が侵入経路になっている場合もあります。
この記事では、ゴキブリがどこから入ってくるかや、屋内に侵入させない方法、対策などを紹介します。
ゴキブリは屋外から侵入してくるのが一般的であり、考えられる侵入経路は複数あります。
ゴキブリがどこから入ってくるか、代表的な侵入経路を紹介します。
ゴキブリは玄関ドアを開けたときに人と一緒に入ったり、ドアと一体化している郵便受けから入ったりする場合があります。
特に新聞や郵便物が差し込まれ、すきまが開いているような状態だと、ゴキブリが侵入しやすくなるため注意が必要です。
また、玄関のドアを閉めていても、わずかにすきまが開いていて侵入している場合もあります。
玄関から入ってきたゴキブリは、湿気の多い靴箱やその周辺に身を潜めている可能性が高いです。特に靴箱からトイレや風呂場などの水場が近いと、すぐに水の確保ができるため、ゴキブリにとっては快適な環境といえます。
窓や網戸のわずかなすきまも、ゴキブリの侵入経路になります。
ゴキブリは基本的に滑空する昆虫で高く飛ぶことはできないものの、壁をつたって登ったりすることも可能です。マンションの3〜4階までなら直接飛来することもあるため、窓を開ける際には必ず網戸をし、網戸に穴やすきまがないかもこまめにチェックしましょう。
また、窓ががたついている場合、窓が閉まっていてもそのがたつくすきまからゴキブリが侵入してくるケースもあります。
ベランダの出入り口も玄関と同様に開口部が大きく、洗濯物を干したり取り込んだりするため、ゴキブリが侵入しやすい場所です。
開けっぱなしにしてゴキブリが侵入してくることもあれば、すきまから入ってくる場合もあります。
また、ベランダは落ち葉や枯葉、雨水、虫の死骸など、ゴキブリが好む環境がそろっています。特にベランダにすのこやタイルを敷いたり、物置にしたりしている場合、ゴキブリにとって身を隠せて好都合の場所となります。
アパートやマンションであれば、他の家のベランダを伝って侵入してくる場合もあるでしょう。
ゴキブリは、キッチンや浴室、トイレ、台所、風呂場などの排水口から侵入してくる場合もあります。
排水口は水回りにある排水を流すための穴のことで、基本的には下水からニオイや虫が入らないように排水トラップが設置されています。排水トラップは排水管をS字やP字にすることで、これらの場所に水を溜めてニオイや虫の侵入を防ぐというものです。
しかし、排水トラップの水が少ない場合や汚れが蓄積している場合、排水トラップを越えてゴキブリが侵入してくる可能性もあります。さらにゴキブリは水の中を泳げるため、排水トラップに水があっても侵入してくるリスクがあります。
換気扇は屋内の空気を外に排出する機能を果たすもので、小さなすきまや排気口を通じてゴキブリが侵入してくることがあります。
また、キッチンの換気扇は油が蓄積しやすく、浴室の換気扇は湿気が多いため、それぞれゴキブリにとって最適な環境です。換気扇そのものがゴキブリを誘引する原因にもなるため、侵入しやすくなっています。
特に換気扇のフィルターや網が破れている場合は、ゴキブリが侵入しやすくなるため、注意が必要です。さらに換気扇の使用頻度が少ない場合、内部が暗く湿った状態となるため、ゴキブリの隠れ家になることもあります。
エアコンのドレンホースやスリーブ穴も、ゴキブリの侵入経路となります。
ドレンホースはエアコンの室内機から屋外につながっている排水用のホース、スリーブ穴は室内機と室外機を繋げている配管を通すために空ける穴です。
ドレンホースは運転時に発生する結露水を屋外に排出する役割があるため、湿気が多く、ドレンホース内はゴキブリにとって快適な環境といえます。
スリーブ穴はエアコンパテで塞いでいますが、時間が経つと劣化し、すきまが生じてゴキブリが侵入してきます。また、室外機の近くにゴミ捨て場があるとゴキブリを誘引し、ドレンホースやスリーブ穴から侵入するリスクが高まるため注意が必要です。
ネット通販などを利用して商品を購入する際、商品を梱包するダンボールにゴキブリが潜んでいる場合もあります。
ダンボールは保温性が高く狭い空間であることに加え、ダンボールの原料となるコーンスターチはゴキブリの好物です。そのため、ダンボールにひそんだゴキブリが家に搬入され、そのまま繁殖してしまうこともあります。
また、ゴキブリがダンボールに卵を産みつけており、そのまま自宅で孵化して繁殖する場合もあります。
ゴキブリはさまざまな場所から侵入してくるため、侵入を防ぐためには事前対策が重要です。
ゴキブリの侵入を防ぐ具体的な対策を紹介します。
ゴキブリの侵入経路を物理的に塞ぐことによって、ゴキブリの侵入を抑えることができます。
以下、ゴキブリの侵入経路とすきまを塞ぐ方法です。
少しでもすきまがあるとゴキブリが侵入してくるため、しっかりと丁寧に塞ぐことが重要です。また、すきまを塞いだ後も定期的にチェックし、新たなすきまがないか確認しましょう。
ゴキブリの侵入を防ぐためには、家の中を清潔に保ち、寄せ付けない環境を作ることが重要です。
ゴキブリは暖かく湿った環境で活動が活発になり、暗い場所や狭い場所を好む習性があります。また、嗅覚が優れているため、食べかすや油のニオイにつられて集まりやすいことも特長です。
こまめな清掃や湿気対策などを行うことで、ゴキブリが住みにくい環境を作ることができます。
具体的には、以下のことを意識しましょう。
家の中を清潔に保つことは、ゴキブリ対策になるだけでなく、人にとっても快適で過ごしやすい環境になります。
ゴキブリの侵入防ぐためには、誘引殺虫剤を設置するのも方法の一つです。
誘引殺虫剤は、ゴキブリを誘引するニオイや成分が含有されるエサに殺虫成分を混ぜたもので、ゴキブリの姿を見ることなく駆除することができます。食べても基本的にはすぐに死ぬものではなく、ほとんどのゴキブリが巣や物陰に移動して死にます。
さらに、殺虫成分入りのエサを食べたゴキブリの糞や死骸を他のゴキブリが食べることにより、付近のゴキブリも駆除できるのも特長です。誘引殺虫剤をゴキブリの侵入経路付近に設置しておくとよいでしょう。
どれだけ家の中を清潔に保ち、すきまを塞いでも、侵入経路が多様であるゴキブリの侵入を完全に防ぐことは困難です。そのため、ゴキブリの姿が見えなくても、予防的な観点からも誘引殺虫剤を設置しておくと安心です。
ゴキブリの効果的な駆除なら、『ライオンケミカル』の誘引殺虫剤がおすすめです。
どこにでも設置でき、さらに大容量のため、さまざまな通り道に設置して対策できます。
『Wトラップ コンパクト ゴキブリ誘引殺虫剤 大容量24個入』は、高い誘引力で効果的にゴキブリを駆除する誘引殺虫剤です。エサにはゴキブリが好む成分を配合し、ゴキブリが食べやすい半生タイプを用いています。
抵抗性のゴキブリにも効果があり、大小さまざまなゴキブリを駆除することが可能です。また、置いたその日から効果が現れるフィプロニルを配合し、その効果は約1年間持続します。
薬剤に触れる心配がない設計であるため、安心して使用できます。
『Wトラップ コンパクトミニ ゴキブリ誘引殺虫剤 すきま用 大容量24個入』は、冷蔵庫の下や靴箱の下、洗面台のすきまなど、狭いところにも設置できる誘引殺虫剤です。
ゴキブリの侵入経路は狭い場所も多いため、通常サイズの誘引殺虫剤が入らないような場所に設置したい場合に便利です。
コンパクトでありながら効果に違いはなく、エサを食べたゴキブリやそのゴキブリの糞を食べたゴキブリもまとめて駆除します。
『Wトラップ ホウ酸ダンゴ ゴキブリ用誘引殺虫剤 24個入』は、ゴキブリのエサに殺虫効果があるホウ酸が配合されている誘引殺虫剤です。
エサにはタマネギエキス、動物性エキス、米ぬかオイルなどゴキブリが好む成分を配合し、効果的にゴキブリを集めて駆除します。
狭いところにも置ける薄型設計であるため、ゴキブリの経路となるすきまにも設置できます。
ゴキブリは家のあらゆるすきまから侵入してくるため、対策としてはすきまを塞ぐことや、ゴキブリをよせ付けない清潔な環境を保つことが大切です。
ただし、どれだけ対策をしてもゴキブリの侵入を完全に防ぐことは難しく、あっという間に家の中で繁殖してしまう可能性もあります。
ゴキブリは不衛生な環境に生息し、雑菌も多く付着しているため、健康面や衛生面でもよくありません。
ゴキブリを駆除するためには誘引殺虫剤がおすすめです。
『ライオンケミカル』では、効果的にゴキブリを駆除するゴキブリ誘引殺虫剤を取り扱っています。コンパクトタイプもあり、せまい侵入経路に設置して対策することも可能です。
ゴキブリ対策としてぜひ検討してみてください。
※各画像はイメージです。