冷蔵庫の嫌なニオイを防ぐために欠かせないのが脱臭剤ですが、効果を発揮させるためには置き場所が重要です。
「冷蔵庫の脱臭剤はどこに置いたらいいかわからない」「思うような効果が得られない」と疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。
基本的には下段に設置するのが理想ですが、食品の配置や冷気の流れによって工夫が必要です。
この記事では、冷蔵庫の脱臭剤の正しい置き場所や効果を高めるポイントを紹介します。

冷蔵庫の脱臭剤は下段に置くのが効果的です。
冷気は上から下へと流れるため、庫内の悪臭物質も自然に下に溜まりやすくなります。そのため、下段に設置することで効率よく庫内全体のカバーができ、脱臭効果を最大限に引き出すことができます。
特に庫内の中央寄りや奥など、空気が滞留しやすい場所に置くと全体に作用しやすいのが特長です。
ただし、冷蔵庫のサイズや収納する食品の置き方によっても空気の流れ方は変わるため、下段を優先しながらも、必要に応じて他の場所と組み合わせることが大切です。
なお、冷蔵庫や冷凍庫のニオイについては以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
⇒冷蔵庫や冷凍庫のイヤな臭いをなんとかしたい! 脱臭と除菌がまとめて解決するすぐれものとは?

冷蔵庫の脱臭剤は下段に置くのが理想ですが、設置にあたってはいくつか注意点もあります。
ここでは、冷蔵庫の脱臭剤を置く場合の注意点を解説します。
冷気の吹き出し口付近に脱臭剤を置くことは避けましょう。
なぜなら、冷気が吹き出す出口は空気の流れが強く、脱臭剤を設置すると成分が冷気に押し流され、効果が十分に発揮されない可能性があるためです。
また、脱臭剤の成分が冷気に直接当たることによって乾燥が早まる場合もあります。さらに冷気の吹き出し口はニオイの元が発生しやすい場所ではないため、設置しても無駄になりやすい点にも注意が必要です。
冷気の流れを妨げることなく、ニオイが滞留しやすい場所に設置することが、脱臭剤の効果を最大限に引き出すコツとなります。
ドアポケットに脱臭剤を置く場合は、以下のポイントに注意する必要があります。
ドアポケットに脱臭剤を置く際は、これらの注意点を踏まえたうえで設置方法を工夫することが大切です。
また、脱臭剤の周辺に十分な空間を確保し、食品や調味料に覆われないように置くこともポイントになります。
冷蔵庫の棚の奥に脱臭剤を置く場合は、空気の流れと設置場所の環境に注意が必要です。
棚の奥は食品に隠れやすく、脱臭剤が空気に十分触れられないと効果が下がる恐れがあります。脱臭剤は空気のニオイ成分を吸着するため、周囲の食品とある程度距離を置くなどし、隙間を作って、風通しの良い場所に脱臭剤を設置することが重要です。
また、定期的に状態を確認し交換も忘れないようにしましょう。

冷蔵庫の脱臭剤の効果を高めるためにはいくつかポイントがあります。
ここでは、そのポイントについて詳しく解説します。
冷蔵庫内のニオイの流れを把握することは、脱臭剤の効果を高めるうえで重要です。
冷気は上から下に流れ、庫内の空気とともにニオイ成分も下方に集まりやすい特徴があります。また、棚の奥など、空気の停滞しやすい場所を把握し、脱臭剤を適切に配置することで庫内全体を効率よく脱臭することが可能です。
ニオイが滞留しやすいポイントを意識しながら置くことが、冷蔵庫の清潔な空気を保つ鍵となります。
脱臭剤を置く場合、食材で隠れないようにしましょう。
食品に埋もれたり、密着した棚の隅に押し込められたりすると、脱臭成分が拡散しにくくなり、ニオイの吸着効率が下がってしまいます。そのため、脱臭剤は見える場所、かつ空気の流れが良い位置に設置することが重要です。
脱臭剤の周囲に空間を設け、食品の配置を工夫してしっかり空気が循環するようにすることが、脱臭効果を持続させるポイントになります。
脱臭剤の効果を持続させるためには、定期的に置き場所を見直すことが不可欠です。
冷蔵庫内は食品の出し入れなどで配置が頻繁に変わり、空気の流れやニオイの発生場所も変わっていきます。
そのため、初めに最適だと感じた場所でも、時間が経って冷蔵庫内の物の配置が変わると、効果が弱まることがあります。
定期的に脱臭剤の位置をチェックし、空気の流れを妨げない風通しの良い場所や、ニオイの強い食品の近くに移すなど柔軟な対応が必要です。
冷蔵庫の脱臭剤は、メインの冷蔵室だけでなく、野菜室やチルド室にも設置することが効果的です。
これらのスペースは冷蔵室とは独立した空間であり、特に野菜室は湿度が高く、ニオイがこもりやすい環境です。湿気や野菜から発生する独特のニオイを抑えるために、脱臭剤を置くことで、より快適な保存環境を作ることができます。
また、チルド室は冷蔵よりも温度が低めで、肉や魚、加工食品などニオイが強い食品を長時間保存することも多く、脱臭剤でニオイ対策が強化されます。
冷蔵庫の脱臭剤は一定期間使用すると効果が薄れるため、交換時期を正しく守ることが大切です。
脱臭成分は時間の経過とともに減少し、放置するとニオイを吸着しにくくなり、場合によっては逆に冷蔵庫内のニオイが悪化することもあります。脱臭剤には使用推奨期間がパッケージに明記されているため、それを目安にこまめに交換を行いましょう。
交換時期を忘れがちな場合は、カレンダーやスマートフォンのリマインダー機能を活用するのも効果的です。

冷蔵庫の脱臭剤にはさまざまな種類があるため、ポイントを絞って選ぶことが大切です。
ここでは、冷蔵庫の脱臭剤を選ぶポイントを解説します。
冷蔵庫の脱臭剤を選ぶ際は、強い吸着力を持つ活性炭や、菌の増殖を抑える植物由来成分が配合されているものが効果的です。
これらの成分は冷蔵庫内の嫌なニオイをしっかり除去します。
冷蔵庫の脱臭剤は、使用期間が明確で交換しやすいものを選びましょう。
一般的な使用期間は数か月程度のものが多いですが、中には長期間使えるタイプもあります。また、交換作業が簡単で、サッと取り替えられる形状やパッケージのものを選ぶと利便性が高いです。
交換の手間が少ない脱臭剤は、継続的に使いやすく、冷蔵庫を清潔に保つことができます。
冷蔵庫の脱臭剤は、冷蔵庫内のスペースに合わせてコンパクトで置きやすい形状のものを選びましょう。
設置が簡単で使いやすい形状の脱臭剤を選ぶことで、庫内のスペースを有効活用し、効果的な脱臭が可能となります。
冷蔵庫のニオイ対策には、『ライオンケミカル』が提供する脱臭剤をご検討ください。

『炭活 240g 脱臭剤 備長炭配合 冷蔵室・野菜室用』は、備長炭配合のゼリータイプ脱臭剤で、冷蔵庫や野菜室に最適です。
活性炭・備長炭・鉱物系脱臭剤の3種の吸着剤と、植物性消臭剤によるW効果で、庫内の嫌なニオイを吸着・分解します。
雑菌の増殖を抑える作用を備えており、薄型容器であるため、置き場所にも困りません。約5〜6か月間と長期間使用できます。
コンパクトな140gもご用意しております。

『炭活 70g 脱臭剤 ヤシガラ活性炭+備長炭配合 冷凍室用』は、ヤシガラ活性炭、備長炭、植物系消臭剤を配合したジェルタイプで、イヤなニオイを取り除きます。
雑菌の増殖を抑える作用を備えており、薄型容器であるため、置き場所にも困りません。
ジェルの減少を確認することで、取り換え時期がひと目でわかります。
冷蔵庫の脱臭剤は、基本的に下段に置くのが効果的です。
冷気とともにニオイ成分が下に溜まりやすいため、脱臭剤を下段に置くことで庫内全体をカバーしやすくなります。ただし、吹き出し口付近は避けたり、食品に隠れないように配置したりなどの工夫も必要です。
冷蔵庫内のニオイ対策には、『ライオンケミカル』の脱臭剤がおすすめです。
備長炭を配合した冷蔵庫用の脱臭剤や、強冷凍庫用など用途に合わせて選べます。どちらもコンパクトで設置しやすいです。
冷蔵庫のニオイ対策のためにも、ぜひ検討してみてください。
※各画像はイメージです。