冷え症に悩みを抱える方には、効果的な温活が大切です。
温活の中でも効果が期待できるのが入浴で、身体を温めて血行を促進することで冷え症対策につながります。また、入浴の際には入浴剤を使うことで、身体の芯から冷えを和らげることができます。
一方で、入浴剤にはさまざまな種類があるため、「どの入浴剤が冷え症に効果的?」「入浴剤を選ぶコツはある?」など疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、冷え症の基礎的な知識をはじめ、おすすめの入浴剤や、身体の冷えに効果的な入浴方法を紹介します。

冷え症とは、手足や身体の末端部分などが慢性的に冷たく感じる状態のことを指します。
ここでは、冷え症の種類や原因について詳しく解説します。
冷え症は主に4つのタイプに分類されます。
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冷え症の種類 |
症状 |
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末端型冷え症 |
手足に冷えを感じやすく、身体の中心部に比べて手先や足先が冷たい |
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下半身型冷え症 |
足やお尻が冷えやすい |
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内臓型冷え症 |
手足は温かくお腹が冷えやすく、下痢や腹痛が起こることもある |
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全身型冷え症 |
身体全体が慢性的に冷え、平均体温を下回ることが多い |
まずは自分の冷えのタイプを把握しておきましょう。
また、冷え症にはさまざまな原因が潜んでいることがあり、2つ以上の症状が当てはまるケースもあります。
冷え症の主な原因は以下の通りです。
冷え症は自律神経の乱れや筋肉量の低下、血行不良など複数の要因が重なって起こります。
生活習慣や環境の影響も大きいため、改善には日常生活の見直しが重要です。

冷え症対策におすすめの入浴剤は、身体を芯から温める効果が高く、血行促進や保湿性に優れた成分を配合したものです。
ここでは、冷え症対策に効果的な入浴剤として、「無機塩類系」「生薬配合」「炭酸ガス系」を紹介します。
無機塩類系入浴剤は湯冷めしにくく、冷え症の改善におすすめです
主成分の硫酸ナトリウムや炭酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどが皮膚表面のタンパク質と結合することで、保護膜を形成します。このため、湯上がり後も身体から熱が逃げにくく、持続的に温かさを感じられます。
また、これらのミネラル成分は身体の表面を覆いながら血行を促進することで、肩こりや腰痛、疲労回復にも効果的です。
温泉成分をベースにしたものが多く、芯から温まる温浴効果が期待でき、冬場や冷えやすい体質の方には特におすすめです。
生薬入り入浴剤は身体を芯から温め、血行促進などで冷えを改善する効果が期待できます。
センキュウ・チンピ・ハッカなどの生薬は、血行促進の作用を持ちます。自然由来の香りと有効成分が、ストレス緩和や疲労回復にも役立ち、睡眠の質向上も期待できるでしょう。
さらに、生薬が入った入浴剤は肌に優しい成分で作られているため、敏感肌の方でも安心して使え、体調や気分に合わせて毎日気軽に取り入れやすいのも魅力です。
炭酸ガス系の入浴剤は、お湯に溶けた炭酸ガスが皮膚から吸収されることで血管を拡張し、血行促進によって冷えを改善する効果が期待できます。
炭酸ガスの作用で、同じ温度のお湯でも体内に熱を運ぶ能力が高まり、深部まで温まりやすく、発汗作用による代謝の向上にも効果的です。短時間入浴でも温浴効果が高く、湯上がりの冷え戻りを防ぎつつ、肩こりや腰痛の緩和、疲労回復もサポートします。
錠剤タイプで手軽に使えるため、日々のバスタイムで積極的に活用できます。
炭酸ガス系の入浴剤の効果については、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

冷え症を改善するためには、入浴剤に加えて、入浴方法を見直すことも大切です。
ここでは、冷え症に効果的な入浴方法を解説します。
冷え症対策には、38〜40℃のぬるめのお湯に10〜20分ほどじっくり浸かることが効果的です。
熱すぎるお湯は一時的に体温を上げるものの、湯冷めしやすくなったり、のぼせて十分に温まる前に湯船から出てしまったりなどのリスクがあります。一方、ぬるめのお湯でゆっくり全身浴をすることで副交感神経が優位となり、心身がリラックスしつつ、血行が隅々まで促進されやすくなります。
体質や季節によっても多少差はあるものの、15分程度の入浴が深部体温を高め、眠りにつきやすい身体作りにもつながります。
入浴前後の水分補給と、湯上がり後は乾いたタオルで汗を拭き、保温性が高い衣類で体温を逃さない工夫も取り入れましょう。
足湯は、短時間でも冷えやすい下半身の血流を促進し、全身の冷え改善などが期待できます。
特に足先は心臓からもっとも遠い位置にあり冷えやすいため、日中や就寝前など、空いた時間に足湯を実践すると効果的です。
以下は冷え症対策に効果的な足湯の実践方法です。
お湯がぬるくなってきたら、温かいお湯を足して温度を保つのがコツです。テレビや読書をしながらでも手軽にできるため、忙しい方にも取り入れやすいメリットがあります。
半身浴は心臓への負担が少なく、下半身を集中的に温めることで、冷え症の改善に効果が期待できます。
みぞおちあたりまでお湯につかり、40℃以下のぬるめの温度で15分程度入浴することで、下半身の深部まで温まりやすくなります。長時間入ってものぼせにくいためリラックスしやすく、特に身体全体よりも下半身の冷えが強いタイプの方におすすめです。
入浴後の対策としては、身体が温まっている間にマッサージを行うことが効果的です。
足裏やふくらはぎには多くのツボがあると言われており、これらをほぐすことで血行が促進され、入浴後のポカポカ感が持続しやすくなります。ボディオイルやクリームを使用すれば、マッサージと同時に保湿ケアもでき、乾燥対策にもつながるでしょう。
また、温まった足を冷やさないために、入浴後に靴下を履くことも効果的です。
ただし、靴下は蒸れや過度の温まりによる逆効果を防ぐため、吸湿性のある素材でゆったりとしたものを選び、足が温かいと感じたら脱ぐなど調整することが望ましいです。
冷え症に悩む方や身体の芯から温まりたい方は、『ライオンケミカル』が提供する入浴剤をご検討ください。
保温効果に優れ、入浴中はもちろん湯上がり後もじんわり続く温かさを実感いただけます。冬の寒さや慢性的な冷えを感じる方のために設計されたラインナップをぜひお試しください。

『湯宿めぐり 薬用入浴剤 10包入 』は、温泉気分が味わえる無機塩類系の入浴剤です。
有馬、湯布院、別府、草津、登別の5つの香りが楽しめ、お湯の中のミネラル成分が全身を包むように覆い、温浴効果を高めて血行促進を促します。肩や腰のこわばりや、疲労感の緩和にも期待でき、冷え症の方には特におすすめです。
さらに保湿成分のローヤルゼリーエキスを配合しているため、湯上がりの肌もうるおいが持続します。
自宅で手軽に温泉気分を味わいながら、身体を温めて冷え症対策ができます。

『生薬浴用剤 薬草湯 プレミアム』は、生薬5種とハーブ1種を配合した自然の恵み100%の浴用剤で、冷え症対策にも効果が期待できます。
お湯に1包入れるだけで、身体を芯から温め、夏の冷房や足腰の冷えに悩む方も一年中快適に利用できます。ティーバッグ式で使いやすく、黄色味のある薬草湯が楽しめるのも特長です。
疲労回復や肩のこり、腰痛、神経痛などにも効果が期待でき、冷えによる不調の改善を促します。
繰り返しの入浴で血行促進と体温保持をサポートし、冷えからくるつらさを和らげたい方におすすめのアイテムです。

『バスリフレ 薬用発泡入浴剤 48錠入』は、発泡した炭酸ガスがお湯に溶け込み、温浴効果を高めて血行を促進する薬用入浴剤です。
ローヤルゼリーエキスを配合し、疲労回復や肩のこり、腰痛、そして冷え症の改善に効果が期待できます。お湯の色はカラフルな8種類の色が揃い、ほのかな香りが心身をリラックスさせ、毎日の入浴タイムを癒しの時間に変えてくれます。
錠剤タイプで手軽に使えるため、忙しい日々の中でも気軽に温活が可能です。
冷え症は自律神経の乱れや筋肉量減少、血行不良などが原因で、手足の末端や全身が冷えてしまう症状です。
効果的な対策として、38〜40℃のぬるめのお湯での全身浴や半身浴、足湯をおすすめします。また、入浴剤を活用すれば、保温や血行促進の効果が高まり、湯冷めを防ぎながら身体の芯から温められます。
入浴剤には無機塩類系、生薬系、炭酸ガス系などがあり、それぞれに特長があるため、自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。
冷え症でお悩みの方には、『ライオンケミカル』の入浴剤がおすすめです。
温泉気分が楽しめる「湯宿めぐり」、自然の恵みを凝縮した「薬草湯プレミアム」、炭酸ガスの温浴効果で血行促進する「バスリフレ発泡入浴剤」など、多彩なラインナップを揃えています。
いずれも保温・血行促進に優れており、肩のこりや疲労回復にも効果的です。
冷え症でお悩みの方は、日々のバスタイムにぜひ一度取り入れてみてください。
※各画像はイメージです。